The Trioとしては6作目、小曽根真のリーダー作としては15作目
となる本作は、ベースに新たにジェイムス・ジーナスを迎えて、
小曽根真(p)、
ジェイムス・ジーナス(b)、クラレンス・ペン(ds)からなるピアノトリオとなった、新生The Trio初のアルバムである。
新しく加入したジェイムス・ジーナスはクラレンス・ペンの親友。
2000年の加入から僅か1年という期間の間にも関わらず、
あっという間にThe Trioに欠かせない存在になるまでに溶け込んだ。
もともと変拍子の連続から来る「イリ」や「キメ」が魅力の一つの
The Trio。小曽根真とクラレンス・ペンの息のあったプレイ故に
ベース担当は人選に苦慮したものと思われる。
しかし、どうだろう。ジェイムス・ジーナスのプレイはまるで数年来
このバンドでプレイしていたかのような堂々たるものである。
小曽根真が7曲、クラレンス・ペンの2曲に加えて、新加入にして
ジェイムス・ジーナスが1曲オリジナル曲を提供している。
この大胆なまでのジェームス・ジーナスの起用は彼のプレイと才能
つまりは音楽的実力が評価されたことは間違いのないところだが、
今回のアルバムのコンセプトとも無関係とはいえないであろう。
自身黄色人種の小曽根真が様々な人種の共存と平和を願ってつけた
タイトルである。本作第1曲目録音後に小曽根夫人がもらした言葉
からとったという。ジェイムス・ジーナスとクラレンス・ペンも
この意向に全面的に賛同して、自然と湧きあがるインスピレーション
の元、アルバムのストーリーが展開していったのだという。
奇しくも全員が有色人種のバンドなわけだが、それを誇りを持って
語る堂々たる作品が完成した。「So Many Colors」
| 1.ビエンヴェニードス・アル・ムンド 2.ジ・アウトバック 3.スリー・ザ・ハード・ウェイ 4.エイジアン・ドリーム 5.カプリース・イン・タウン 6.天地創造 |
7.テラ・ジ・アモール 8.アン・デルニエ・ミラクル 9.ブラザーフッド 10.サムシングス・ハプニング ~素敵な予感 11.ウィー・アー・オール・アローン |
James Genus : bass Clarence Penn : drums
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