ビル・エヴァンス (Bill Evans)
ジャズ ピアニスト 作編曲家
ビル・エヴァンス(1929〜1980)は米ニュージャージー州の
プレインフィールドで生まれた。ビル・エヴァンスは6才の時
からピアノ、ヴァイオリン、フルートを学び、15才になると
サウス・イースタン・ルイジアナ・カレッジに進んだ。
1956年になるとジョージ・ラッセルと共にリーダーとして初と
なる録音「New Jazz Conceptions」を発表。クラシックピアノ
に基盤を置いたビル・エヴァンスの奏法は、当時モード手法を
模索していたマイルス・デイビスの目に留まった。マイルスの
バンドに加入したビル・エヴァンスは薬物常習やメンバーとの
性格の不一致により一時期バンドを離れたりもしたが復帰し、
名作「Kind of Blue」を残した。
1959年、ビル・エヴァンスはマイルス・デイビスの元を離れ
自身のピアノトリオを結成。これが彼を代表するトリオとなる
もので、スコット・ラファロ(b)、ポール・モチアン(ds)との三人
で「Portrait in Jazz」「Exploration」「Waltz for Debby」
「Sunday At The Village Vangard」の4枚の作品を残す。
特にビル・エヴァンスとスコット・ラファロとの相性は奇跡的な
もので、即興性の高い両者のコラボレーションに皆酔いしれた。
しかし、彼の悲劇の歴史はここから具現化していくことになる。
1961年7月6日、「Waltz for Debby」の録音の11日後、
スコット・ラファロは交通事故によってこの世を去ってしまう
のである。
その後ジム・ホールとのデュオ作「Undercurrent」等を残し、
1968年には、エディ・ゴメス(b)、ジャック・デジョネット(ds)と
新しいピアノトリオを結成。モントルー・ジャズ・フェスティバルに
出演し「Evans at the Montreux Jazz Festival」を、そして
ピアノソロアルバム「Alone」を発表。立ち直ったかに見えた。
しかし悲劇の連鎖がビル・エヴァンスの身に降りかかって来る。
別れたばかりの妻エレインの自殺、そして兄ハリーの自殺である。
現実そのものである悲劇と薬物によって蝕まれた彼の体には、
再起にかける暇はなかった。1979年の兄の死の翌年1980年
クラブ・ファッツ・テューズデイにおける演奏中に卒倒し4日目、
帰らぬ人となった。出血性潰瘍だった。
Undercurrent |
ビル・エヴァンスとジム・ホールによるピアノとギターのデュオ作品。1962年4月24日と5月14日の2回に渡るセッションの模様が録音されている。スコット・ラファロの突然の死に対する悲しみ、築きあげてきたインタープレイの更なる発展への模索・苦闘ぶりが滲み出ている。刹那的で儚くも美しい旋律の数々は、その後の更なる悲劇的結末への序章に過ぎない。
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![]() You Must Believe In Spring |
ビル・エヴァンスの死後1981年に発表されたアルバム。激しくもはかないビル・エヴァンスの人生。彼の内省的なピアノプレイはそれを反映してかよりペシミスティックになっていく。悲劇の連鎖はやがて訪れるビル・エヴァンスの薬物中毒死へとつながっていく。 詳細ページは → こちら 購入ページは → こちら |
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ビル・エヴァンス、その破滅的な美が表現されているというフレーズはいいですねー、そうですかー、そのような人生だったのですね、知りませんでした、とにかく私が今最もひかれるJAZZです、デイブ・ブルーベックも好きです。最近アルトでなく、テナーサックスもいいなと思うようになりました。pontyさん、かなりよく精通しておいでで、ラテン系も詳しそうで、、ただいまボサノバにはまりつつあり、また参考にさせてください、ちなみに。クラシックではやはりバッハで、グールドはよく聴いています、ゴールドベルグはリフシッツのが意外といいのを発見しました、ではまた。しりきれな文章で申し訳ない。
そうですかぁ。今一番ビル・エヴァンスに惹かれているのですか。じっくりと聴いてみてください。聴く度に新しい発見があると思いますよ。「音楽は一つのジャンルを聴いただけでは理解できない」というのが最近の持論でして、いろいろな音楽に接することで理解を深めようという試みをしています。もちろんこのことは音楽に限った事ではなくて芸術更には学問に関しても幅広い理解が必要なのではないかと思っています。よろしかったら目の前にあるものからじっくりと見つめていってみませんか?
すばらしいサイトですね。読みふけってしまいました。これからもよろしくお願いします。
お褒め頂きありがとうございます。最近の音楽は様々な文化を取り入れジャンルの融合が加速化しています。そのため1つのジャンルの音楽を聴いているだけではそのジャンルですら正しく理解するのが難しくなっています。そこで、このサイトでは様々な音楽を広く浅く紹介して、より楽しく音楽を聴くことが出来ないかと思い運営しています。レビューは出来るだけ多くの方の理解が得られるように客観的に書くように努め、コメントは逆にお互いの理解を深めるために主観的な意見を交換する場となるようにしているつもりです。しかし、一人で書いているのでどうしても内容が偏ることもあるでしょう。よろしかったらコメント等でいろんな意見を寄せてください。より多くの方に楽しんでいただけるサイトになるよう努力していくつもりです。