プロフィール/バイオグラフィー

アストル・ピアソラ (Astor Piazzolla)

アストル・ピアソラ (Astor Piazzolla)

タンゴ バンドネオン奏者/作編曲家

アストル・ピアソラ(1921〜1992)はアルゼンチンのマル・デル・プラタ 生まれ。4才の時に米ニューヨークに移住しジャズを中心とした米国 音楽文化に影響された少年時代を過ごす。15才時にアルゼンチン に帰国。エルビーノ・バルダーロ楽団の演奏を通し、タンゴの豊かな 音楽性に感化され、1939年トロイロ楽団に加入。バンドネオン奏者 として頭角を現していく。1944年にトロイロ楽団を脱退すると自らの 楽団を率いオーケストラ編成のタンゴに邁進したが、タンゴに音楽的 限界を感じ楽団を解散させてしまう。その心はクラシックへと流れた。

1954年クラシック作曲家を目指し渡仏したアストル・ピアソラはパリ でナディア・ブーランジェに師事。アストル・ピアソラの音楽的背景に、 タンゴの原風景を見たナディア・ブーランジェはその事を指摘。タンゴ に対するアストル・ピアソラの新しい試み"タンゴ革命"が開始する。

1955年アルゼンチンに帰国したアストル・ピアソラはエレキ・ギター を取り入れたブエノス・アイレス八重奏団を結成。あまりにも先進的 な音作りに、保守的なタンゴファンから「タンゴの破壊者」と揶揄され るほどだった。結局アルゼンチンでは認められなかったピアソラは、 ニューヨークに地盤を移し、ジャズ・タンゴと呼ばれる音を想像した。

1959年父の死に捧げた代表作「アディオス・ノニーノ」を完成させ、 1960年にアルゼンチンに帰国。バンドネオン、バイオリン、ピアノ、 エレキギター、コントラバスからなる五重奏団を編成しピアソラ楽団 の標準的編成となっていく。アストル・ピアソラは五重奏団を一つの 完成形としながらも良い音を求め、八重奏団、九重奏団、六重奏団 と、様々な編成に取り組んだ。しかし、アストル・ピアソラを代表する 編成は五重奏団であり、これには新旧二つの五重奏団がある。

-最初に作られた五重奏団は-

アントニオ・アグリ(バイオリン)
アストル・ピアソラ(バンドネオン)、ハイメ・ゴーシス(ピアノ)
キチョ・ディアス(ベース)、オスカル・ロペス・ルイス(ギター)

-後期五重奏団は-

フェルナンド・スアレス・パス(バイオリン)
アストル・ピアソラ(バンドネオン)、パブロ・シーグレル(ピアノ)
エクトル・コンソーレ(ベース)、オスカル・ロペス・ルイス(ギター)
*オラシオ・マルビチーノ(ギター)の時代もあり。

という編成である。前期の五重奏団がジャズの影響を色濃く受けた ものであるのに対し、後期はポップ色の強いピアニスト兼作編曲家 パブロ・シーグレルを起用した点で前期と大きく異なるといわれる。


<レビュー掲載作品>

Astor Piazzolla / 57 minutos con la realidad
57 minutos con la realidad
1989年の英国とドイツでの録音を元に一部オーバーダビンして作られた作品。死を目前に控えたアストル・ピアソラが見せた最後の輝きを刻印した作品。六重奏団という最後の試みで提示したかったものはなんだったのだろうか。良くも悪くも問題作。

 詳細ページは → こちら
 購入ページは → こちら

<オフィシャルサイト>
piazzolla.org


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posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2006年01月17日 | Comment(17) | TrackBack(4) | プロフィール/バイオグラフィー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
祝復帰♪

ピアソラですね。
私は初の東京ライブ2枚組をもってます。
友達のお父様がMCしております。^^

静寂した夜のブエノスアイレスの石畳のが聞こえてきそうですね〜♪

Posted by beat at 2006年01月18日 13:02
●beatさん、こんばんは。
どうもご心配おかけしました。
ピアソラライブのMCをしてる方がご友人のお父様とはすごいですねぇ。いろんな素晴らしいアーティストがいますが、アストル・ピアソラは最も生演奏を聴いてみたかったアーティストの一人です。ボカに生まれたタンゴの息吹はピアソラの死後も息づいています。ファン・ホセ・モサリーニ等ポストピアソラのモダンタンゴを牽引するアーティストがまた来日するのを密かに期待しています。
Posted by ponty (管理人) at 2006年01月18日 18:41
・・・石畳の音(※)が・・・^^;

※コツコツと歩く音

異端児と言われてたようですが・・・
なんでなのだろう・・・
Posted by at 2006年01月18日 23:43
↑beatです
・・・先進的な音づくり・・・「タンゴの破壊者」・・・
ということですね、書いてありますね。^^;
Posted by beat at 2006年01月18日 23:55
●beatさん、こんばんは。
ごめんなさい。beatさんのウィットに富んだ表現が理解出来ていない・・・。良かったらどういうことなのか教えてくださいw
Posted by ponty (管理人) at 2006年01月20日 00:59
すいませ〜ん・・・w

ブエノスアイレスの夜の静寂した石畳をハイヒールでコツコツ歩く音がきこえてきそう・・・♪

ピアソラはタンゴ界では「異端児」と言われていたようなので、なぜ故にそう言われるのかなあ〜と思っていたんですね。
最初サラッとpontyさんの解説を読んでいた時気が付かなかったのですが…実はその答えがpontyさんの↑2、3段落目にあった!ということを再発見した!ということです・・・^^;

勉強になりますね。^^

Posted by beat at 2006年01月20日 10:56
こんにちは
ピアソラ好きなのでご訪問させていただきました。
リッチな音楽レビューブログですね!
Posted by Cacao at 2006年01月21日 23:05
●beatさん、こんにちは。
アストル・ピアソラはタンゴを芸術に高めようと大胆な試みをしたのですが、その背景にアルゼンチン以外の文化の影響が色濃く存在すると思います。また、単に芸術として突き詰めることによって大衆性を失いリスナーの幅を狭くしないようにも努めました。芸術の難しいバランスを上手く掴んだという意味では、真の意味でキャッチーなポピュラー音楽家であるともいえると思います。
Posted by ponty (管理人) at 2006年01月22日 13:27
●Cacaoさん、こんにちは。
いろいろな音楽に広くしかし浅過ぎないようにレビューを書いているブログです。よろしかったらまたいらしてくださいね。
Posted by ponty (管理人) at 2006年01月22日 13:32
TBありがとうございました。
ずいぶん昔の記事で、私自身も書いたことを忘れていました。
どんな音楽もそうですが、才能のある人が作る作品は、激しすぎてめまいを感じることあります。
ピアソラは、私にとってはそんな音楽家の一人です。
また立ち寄らせてもらいます。
Posted by mateinappa at 2006年01月22日 20:19
管理人さん、こんばんは!
当ブログへのトラックバック有難うございました。
Posted by わかば at 2006年01月23日 00:10
わ、どなたかと思ったらpontyさんでした♪お久しぶりです。seesaaにうつられたのですね^^(私もlivedoorの方はかなり放置気味なので、すっかりご無沙汰してしまいました)トラックバックありがとうございます。ピアソラ独特の世界でひきこまれます!↑詳しい経歴初めて知りました。参考になります☆
Posted by nokkuru at 2006年01月23日 15:19
●mateinappaさん、こんばんは。
「才能のある人が作る作品は、激しすぎてめまいを感じることあります。」というのは本当ですよね。様々な感情をむき出しにして作品の中に込めているので当然といえば当然なのかも知りません。人はその圧倒的な情感にめまいすら感じるのでしょう。私もアストル・ピアソラはそういったアーティストの一人だと思います。聴いて涙を誘う音を作れる数少ない芸術家といえるでしょう。
Posted by ponty (管理人) at 2006年01月23日 21:42
●わかばさん、こんばんは。
とても綺麗で分かりやすいサイトですね。自分も見習いたいと思いますw
Posted by ponty (管理人) at 2006年01月23日 21:48
●nokkuruさん、こんばんは。
そうなんですよ。何が原因かはよく分からないのですが、前のブログではブラウザによってCSSが正しく表示されず、非常に見難いとの苦情があったので思い切って引越しをしてみました。タイトルも変えてみましたwこれからもどうぞよろしくお願いします。
Posted by ponty (管理人) at 2006年01月23日 21:51
トラックバックありがとうございました。
ピアソラの作品はひとつひとつに物語があり、心に強く訴えてくる感じがします。
演奏をしていてもときどきググッときてしまいます。
また違う曲もとりあげていきますのでどうぞ今後ともよろしくお願いします☆
Posted by cocoon at 2006年01月26日 08:50
●cocoonさん、おはようございます。
アストル・ピアソラの作品はタンゴを芸術に大成させたといわれていますが、確かにその通りだと思います。エレクトリックギターの採用に関し多くの論議が分かれるところでしょうが、大胆な採用は先見の明を感じます。モダンタンゴといわれますが、タンゴ界のフュージョンサウンドという事も出来るかと思います。
Posted by ponty (管理人) at 2006年02月03日 08:32
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ピアソラ ← 言葉から辿ってみます
Excerpt: タンゴ界の革命児と呼ばれたアストル・ピアソラは、こう語っています。「私の音楽は私とは違う。憂鬱で哀しく激しく、厳粛でさえあるが、本当の私は明るい性格で、人生を愛し、スポーツが好きで美味しい料理が好き。...
Weblog: 私を生かすRipple
Tracked: 2006-01-21 23:03

仕事帰りに聞く音楽(ピアソラ)
Excerpt: 仕事帰りです。<br /> 最近、ひょんなことからアストル・ピアソラのCDを貸す機会があり(7枚も!)、<br /> 自身、ここ1ヶ月ぐらい、帰りに良く聞いています。<br /> <br /> アルゼンチン・タンゴというジャンルで、踊るタンゴではなく、聴くタンゴで、すごく気に入っています。<br /> 情熱的で、音に感情の起伏があり、心をかき乱されそうな音楽なので、仕事しながら聴けないのが残念。<br /> <br /> それにしてもハラヘッタ…<br /> <br />
Weblog: 紅まぐろむっしゃり日記
Tracked: 2006-02-04 14:18

Tango: Zero Hour / Astor Piazzolla | ピアソラ
Excerpt: まだNYにいた頃、出会ったこのアルバム。ちょっと衝撃だった。 そして、今でも自分の desert island disk...
Weblog: blog de rebrain
Tracked: 2006-03-15 00:23

声が出ない
Excerpt: 先週末に発熱して以来、身体の調子がすこぶる悪い。ただの風邪だろうが、トシのせい
Weblog: ひらつか日記
Tracked: 2006-05-22 00:45