リニー・ロスネスと夫のビリー・ドラモンド、レイ・ドラモンド三人から
なるピアノトリオ、ドラモンズによる1999年の作品。本作品は、
スタンダード中のスタンダードばかりを並べた作品となっている。
「Over The Rainbow」「When You Wish Upon A Star」
「The Sound Of Silence」等そもそもスクリーンミュージックや
ポップスであって、純粋な意味でジャズスタンダードですらない。
とにかく本作はポップチューンのみ集めて作られているといえる。
スタンダードナンバーを並べて作品を作るのはなかなか難しい。
誰でも知っているので馴染みやすいが飽きられやすい。それに、
何よりもやりつくされていて、新たな解釈を求める余地が少ない。
興行的目的で親しみやすいスタンダードを採用する場合もある。
しかし、そういう場合は全曲をスタンダードにしなくても十分で、
2〜3曲も入れれば十分全体としてまとまったものになるだろう。
そんな事で、このスタンダード集はある種の挑戦と考えてしまう。
曲への新たな解釈と実践としての演奏。それを敢えて鬼門とも
いえるスタンダードナンバーでやってみせようという挑戦である。
リニー・ロスネスはその結果、この作品を我々に提示したのだ。
それは、凝った作りではないが爽やかで新鮮なアレンジを施し、
スインギーで軽やかなピアノプレイにより表現するというものだ。
スタンダードだけに個性の強い曲が多い。その素材を壊さずに、
上手くオリジナリティーを引き出すことに成功していると私は思う。
こんな難しい事をする位なら、オリジナル曲を中心にした作品を
作った方がよっぽど楽なのではないか?と思わずにいられない。
それ位スタンダードナンバーを扱った作品としては秀逸だと思う。
聴き手には、馴染みやすい楽曲を新鮮に聴かせる極上の作品。
ジャズに限らず幅広い音楽ファンにおすすめ出来る作品である。
| 1.Nature Boy (ネイチャー・ボーイ) 2.Autumn in New York (オータム・イン・ニューヨーク) 3.Over the Rainbow (オーヴァー・ザ・レインボー) 4.Alone Together (アローン・トゥゲザー) 5.When You Wish upon a Star (星に願いを) |
6.Danny Boy (ダニー・ボーイ) 7.Lullaby of Birdland (バードランドの子守唄) 8.Sound of Silence (サウンド・オブ・サイレンス) 9.Polka Dots and Moonbeams (ポルカ・ドッツ・アンド・ムーンビームス) 10.Like Someone in Love (ライク・サムワン・イン・ラヴ) |
Renee Rosnes : piano
Ray Drummond : bass Billy Drummond : drum

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先日はTBありがとうございます。
関連記事にこちらからもTB貼りたかったのですが、オススメCDなどチェックしに来たいのでリンクさせてもらいました。
これからもよろしくです。m(__)m
リンクありがとうございました。「My Favorite Things」とは素敵な名前ですね。気分だけはジュディー・アンドリュースのように、鼻歌交じりに歌ってしまいそうです。毎日1枚の作品を取り上げレビューしていきますのでよろしかったらどうぞまたいらしてください。
リニー・ロスネスの旦那さんのアルバムですね、
今度機会があったら聴いてみたいと思います。
僕の方もリニー・ロスネスのレビューがあったので
トラックバックさせていただきますね。
このCDはほんとゆったりとした気持ちで聴けるアルバムだと思います。
気持ちいいですよね^^
pontyさんは曲順配置業ですか。
よく分かりませんが(ぇ
音楽に携わる仕事のようでうらやましいです^^
これからもよろしくお願いします。
リニー・ロスネスの演奏が最も生かされるトリオ編成で、スタンダード曲満載の本作。彼女らしいアレンジに思わず頬がゆるんでしまうことでしょう。
スタンダードが並んでいるので肩肘張らずに聴くことが出来ますよね。それでいてリニー・ロスネスらしさも表現できているので素晴らしいと思います。どうぞよろしくお願いします。
色々学ばせてもらって感謝です。
スタンダードの秀逸作品。
幅広い音楽家にオススメできるというところ納得しました。
参考になったとしたらこれ程嬉しい事はありません。正に書いた甲斐があったというものです。よろしかったらまたおいで下さい。お待ちしています。