World-Argentine-Tango : ★★★★☆
モダンタンゴの起源、そしてポストモダンタンゴとしての九重奏団
小松亮太、1999年の作品。
アストル・ピアソラがタンゴの新たな潮流としてモダンタンゴを模索し、
ついにバンドネオン、バイオリン、ピアノ、ベース、ギターからなる
五重奏団という構成に辿り着いた事実は多くの方がご存知かも知らない。
五重奏団を最良のモダンタンゴ形態と考えたピアソラは
生涯で2度に渡り五重奏団を結成し、
ダンスミュージックに過ぎなかったタンゴを
芸術の域にまで高めたといわれている。
しかし、当然だがそんなピアソラも始めから
五重奏団の考えを持っていたわけではなく、
試行錯誤の挙句誕生した賜物なのであって
九重奏というコンセプトを持っていた時期もあった。
元来古典タンゴの形態はオルケスタティピカと呼ばれる
11人編成のオーケストラによる演奏が主流だったので、
ピアソラが九重奏のコンセプトを持ったのは
ごく自然な流れなのかも知らない。
前置きが長くなってしまったのだが、
小松亮太はこの時期のピアソラに焦点を当て本作品を作ったようだ。
確かに九重奏で望む本作品は、彼のルーティンバンド「ザ・タンギスツ」
に自身のバンドネオンの師である、ポーチョ・パルメル等を加え
「小松亮太&スーパーノネッツ(九重奏団)」としてトラックしている。
五重奏団を模索する中、オルケスタティピカと五重奏団の間で
一瞬の輝きを見せた九重奏団。この音をあなたはどう聴きますか?
※モダンタンゴ奏者によるオルケスタティピカの演奏として
ファン・ホセ・モサリーニによる「ホルトネオ1900」を当サイトに掲載しておりますので、良かったら合わせてご覧下さい。
| 1.来たるべきもの 2.茶色と水色 3.私の隠れ家 4.天体 5.パリの秋 6.秋のテーマ |
7.タンゴロジー 8.現実との3分間 9.タコネアンド 10.シルエット 11.スム 12.赤と黒〜Rojo y Negro |
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そうかぁ、そんな意味があったのか、このCDには…という感じです(笑)
そのうち、取り出して聴いてみます(< いつのことやら…)
ノネット(九重奏)もなかなか面白い編成です。また折を見て聞き返してみてくださいねwトラックバックは練習がてらまたチャレンジしてみてくださいねw
遅くなりましたが…TBさせていただきました。
小松亮太さんのCDは徐々に増えてますが、「Lo Que Vendra」はまだ。次はこのCDにしようかしら。
小松亮太さんは日本のモダンタンゴを牽引するアーティストですよね。従来の形式に捉われない自由で芸術的な音を求めたモダン・タンゴ。その一つの試みとして取り組まれたノネットの音。良かったらお聴きになってみてください。曲はおなじみのものですが、それがどう表現されているかを聞き比べるのが面白い作品といえると思います。