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World-Brasil-Jazz Samba : ★★★★★
テノーリオ・ジュニオル、1964年の作品。ブラジルにおけるジャズの潮流は意外と古く、アメリカのフランク・シナトラがそうだったようにビッグバンドを従えたヴォーカリストが多数いた。そうしたバックバンドの中から独自の音楽を求めたアーティスト達によって仕事の合間によくセッションが繰り広げられた。そうした場となった一つが、サロンと呼ばれたナラ・レオンのマンションであったりするのだが、ジャズサンバもボサノバと同様にそのようなアンダーグラウンドなところで発生したようだ。
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本作品はテノーリオ・ジュニオル唯一のリーダー作品である。テノーリオ・ジュニオルはこのリーダー作を残してアルゼンチンへ向かう途中消息を絶つのである。基本的には典型的なピアノトリオによる演奏と思っていただいて構わない。しかし、現在手にするのが可能な音源の中ではピアノトリオ構成が多いジャズサンバにあって、ここでは様々な管も入ってくる。
8曲目の「Clouds (雲)」におけるパウロ・モウラのアルトサックスなどツボをついた管の挿入は非常に気持ちよい。注目すべき曲としては、2曲目のアントニオ・カルロス・ジョビンの名曲「無意味な風景」、6曲目のジョニー・アルフ作曲「エルドラードで週末を」、9曲目のバーデン・パウエル作曲「コンソラソン」を挙げたい。
この作品は短いジャズサンバの歴史の中で妖しい光りを放った刹那的名作だ。実際テノーリオ・ジュニオルの人生そのものも儚く散っていったわけだが、この作品を通して彼の強烈な個性を垣間見る事ができる。幻の名作等と表現される希少価値の高い作品がおおいジャズサンバだが、本作は何度も再版が繰り返されており現在では比較的入手し易い状況下にある。(アナログは非常に高価。)今回のボンバレコードによる発売は正に待ちに待ったもの。実に喜ばしい事と思う。
Tenorio Jr. : piano
Edson Maciel : trombone de vara Raulzinho : trombone de pistoes
Paulo Maura : sax alto Meirelles e Hector Costita : sax teror
Celso Brando : violao Neco : violao Pedro Paulo e Maurillio : pistoes
Sergio Barroso Netto : baixo Jose Antonio Alves : baixo
Milton Banana : baterias Ronnie : baterias Rubens Bassini : atabaque
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この作品は非常にいいですよね。ジャズサンバ好きの方以外にも幅広くお聴きいただける作品だと思います。こういった名盤を手ごろな価格で購入出来るようにしてくださっているボンバレコードの方々には感謝して止みません。
私もこの作品すっごい好きです。
ジャズサンバ系の中では最高峰と感じてしまう一枚です。
ちなみにこのジャケットの雰囲気もすごくいいですよね。
テノーリオ・ジュニオールの一瞬の輝きを凝縮した名盤として名高い本作。残した音源は少ないですが、密度の高い名演を残したテノーリオ。その中でも最高峰といえるのがエンバーロではないでしょうか。私も大好きな一枚です。