World-Spain-Flamenco : ★★★★★
音のホームパーティ
2004年、前作「ルシア」から5年の歳月を経て
待ちに待った新作が発表された。それにしても
いつもながらファンをどぎまぎさせるスローペースだ。
パコ・デ・ルシア。現在世界最高のギタリストといっていいだろう。
基本はフラメンコにあるが様々な音楽のエッセンスを取り入れ
彼独自の音楽世界を作り上げている。
また、その点が伝統的なフラメンコとは少々異質な点でもある。
最初の話に戻る。毎作品絶賛されるのだが、
インターバルが長いことで有名で、今回も5年待たされた。
しかし、毎回待った甲斐のある充実した作品を送り届けてくれる。
今回のテーマは、「フィエスタ」。「祭り」を意味するこの言葉は、
ホームパーティーのようなごく小さい集いにも用いられる。
パコ・デ・ルシアがギターを抱え、パーカッションのピラーニャと
たった2人を軸とした音楽が繰り広げられる。
しかしその軸に、カンタ(歌)とパルマ(手拍子)が加わり、
トマティートを始め豪華なゲスト陣の演奏が加わる。
正に音のホームパーティである。
親近感溢れる音作りは、まるですぐ手の届くところで
パコがギターを弾いているよう。
前作「ルシア」の深遠な世界から打って変わって
明るく真っ直ぐな音に回帰したパコの音。
どうぞお聴きになってみてください。
| 1.Patio Custodio (Buleria) 2.Cositas Buenas (Tangos) 3.Antonia (Buleria por Solea) 4.El Dengue (Rumba) |
5.Volar (Buleria) 6.El Tesorillo (Tientos) 7.Que Venga El Alba (Buleria) 8.Casa Bernardo (Rumba) |
Paco De Lucia : guitarras,laud,buzuqui y mandolina
Pirana : percusiones
Guadiana,Antonio el Negro,Montse Cortes,
Tana,Potito,Angela Bautista y Paco : Palmas y Coros
Tomatito,Juan D'Anyelica : guitarra
Alain Perez : bajo(bass)
Jerry Gonzalez : trompeta(tp)
Alejandro Sanz : tres
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私はパコ・デ・ルシアというと、パコ・デ・ルシア&セクステートの活動のイメージが強かったために「ルシア」以降の作品には始め戸惑いました。でも、フュージョンの要素が高まっていったセクステートから一転し、原点に返ったのかもしりません。シンプルでなかなか良いですよ。