Jazz-Vocal : ★★★★☆
コンボ弾き語りへの誘い
1981年ノースシージャズフェスティバルでのライブ録音。
シャーリー・ホーンのピアノトリオは今回も、
鉄壁のリズム隊をバックにシャーリーが弾き語るという
構成だ。非常に安心する。
女性ジャズヴォーカル全盛の時期はなにかと
ジャズオーケストラをバックに歌わせる作品が多かった。
それは、エラ・フィッツジェラルド然り、
シャーリー・ホーン自身すらクインシー・ジョーンズの
オーケストレーションの元で録音したことがあった。
しかし、時代が変わったのか人の趣向もコンボへと傾いていった。
華やかなオーケストレーションに比べ地味ではあっても
すっきりとしてそれでいて内容の濃い音を作るのに十分な
コンボ体系は現代音楽形態の中心的存在である。
寧ろオーケストラに比べ一音一音の重みが増し、
キーの楽しみがより深いといえるかもしれない。
そんなコンボへの思い入れが当時から深かったのが
シャーリー・ホーンだ。もともとピアノトリオでの弾き語りを
スタンスとする彼女は、先述のクインシーとの音源も
気に入らなかったらしい。
ともかく、本作品はシャーリー油の乗った時期の作品であり、
文句のつけようのない演奏となっている。
もちろんシャーリーのピアノはお世辞にもうまいとはいえない。
しかし、そんなことはどうでもいいのだ。
「リズムはチャールズ(b)とビリー(ds)に任せるわ」
といった感じのゆるいピアノがこのボイスにはしっくりくる。
| 1.You'd Be So Nice to Come Home To 2.Someone Like That in Your Life 3.How Insensitive 4.Good-For-Nothin' Joe 5.Git Rid of Monday |
6.All Night Long 7.If I Had You 8.Meditation (Meditacao) 9.When Your Lover Has Gone 10.If Dreams Come True |
Shirley Horn : piano / vocal
Charles Ables : bass Billy Hart : drums
【ジャズ-ヴォーカルの最新記事】

(180).jpg)
banner_03.gif)



いいですよねぇ。シャーリー・ホーンの魅力は上手い下手では表現できないものがありますよね。確かにこの作品の選曲はなかなかいいです。スタンダードを中心にブラジルものも入っていたりして、飽きさせないような作りになっています。良かったらお聴きになってみてください。