Jazz/Fusion-Drum : ★★★★★
静かでありながら熱いドラミングの妙技
クラレンス・ペン、2001年のブルックリンにおける録音。
クラレンス・ペンは、小曽根真のザ・トリオのドラマーとしてのみならず、
ブレッカー兄弟やリシャール・ガリアーノ、ジョシュア・レッドマン
など著名な奏者との共演で知られるドラム・パーカッションの俊英。
一聴してドラマーのソロアルバムと思えない音作りは、彼の本質を
表している。手数で勝負するのかと思ったら全く違う展開が待って
いるからだ。彼の凄いところはドラムの手数で表現されるものではない。
むしろ素晴らしいリズム感に裏付けられたアイデア溢れるアクセント。
絶妙なタイミングで入れる変拍子の妙技。これこそが彼の持ち味なのだ。
それ故に静かにブラシを使う曲や自身ヴォーカルを勤める曲があったりする。
選曲にもそのコンセプトが浸透していて、ジャズスタンダードから、
アントニオ・カルロス・ジョビンやアリ・バホーゾのブラジルもの、
スティングといったポップスの曲があったりする。
そしてそれをクラレンス・ペンのアレンジテクニックで
全く違う曲であるかのようにリフレッシュさせてしまう。
また、共演者も豪華の一言に尽きる。ザ・トリオからは小曽根真と
ジェームス・ジーナス、ニューヨーク・トリオのリシャール・ガリアーノ、
さらにクラウディア・アクーニャなどが駆けつけた。
奏者自身が肩肘張らずに気楽に楽しんでいるのが伝わってくる。
それだけに聴き手もアルバムを通してリラックスすることが出来る。
正に上質のリラクゼーションミュージック。
洗練された新鮮な音世界が繰り広げられる。
「アパートを借りてあげるからフランスに住んでくれ」
リシャール・ガリアーノにそう言わせたクラレンス・ペンを
どうぞご賞味あれ。
| 1.Saliaire(The Journey) 2.Saomaye 3.where or When 4.Asian Dream 5.I'm old fashioned 6.Aguas de Marco |
7.Un Giornno Dopo L'tro 8.Round Midnight 9.E Luxo So 10.Fragile 11.All or nothing at all 12.Ceundalae |
Clarence Penn : drums/percussio/vocals
James Genus : electric & acoustic bass
Makoto Ozone : piano Edward Simon : piano
Adam Rodgers : guitar
Richard Galliano : accordion Daniel Sadownick : percussion
Steve Wilson : sax Yosvanny Terry : sax/percussion
Deron Johnson : organ
Claudia Acuna : vocals Luciana Souza : vocals
Robert Donzanela : string ensamble Chris Minh Doky : electric bass
James Genus : electric & acoustic bass
Makoto Ozone : piano Edward Simon : piano
Adam Rodgers : guitar
Richard Galliano : accordion Daniel Sadownick : percussion
Steve Wilson : sax Yosvanny Terry : sax/percussion
Deron Johnson : organ
Claudia Acuna : vocals Luciana Souza : vocals
Robert Donzanela : string ensamble Chris Minh Doky : electric bass
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