![]() O Descobridor Canta Slauerhoff |
World-Portugal-Fado : ★★★★★
クリステーナ・ブランコ、1999年のオランダはレーワルデンのボニファティウス教会における録音と、2002年のポルトガルはサンタレーンのミゼリコルディア教会における録音をまとめた3作目にあたるアルバム。
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本作は20世紀初頭に活躍した元船乗りのオランダ人詩人、J.J.スラウエルホッフの詩をファドにした作品である。スラウエルホッフはオランダ人でありながら、海の上で過ごすうちにポルトガル文化を深く理解するようになった詩人で、オランダ語で書かれた詩の中にもポルトガルの息吹が色濃く現れているという。
オランダ・ポルトガル文化サークル会長のジョゼ・メロがこのスラウエルホッフの詩に出会った時、直ぐに一つのプランが思い浮かんだ。それは、スラウエルホッフのポスト・ロマニズムとシンボリズムの詩をファドの抒情詩に結び付けられないかという構想である。この構想は1997年にクリスティーナ・ブランコと彼女のギターラ(ポルトガルギター)奏者兼作曲家のクシュトーディオ・カシュテーロを知り、2年の歳月を経て具体化した。その背景には三者共通の知り合いで、オランダに長く住みファドの言語を知り尽くした翻訳家、ミーラ・ヴィダウ・パレッティがいたことも付け加えたい。
リスボンの地に降り立ったスラウエルホッフ、道に迷い人生に迷い街頭に佇む姿。これをファド特有の情感であるサウダーデ(Saudade)として表現させる作業は大変な苦難に満ちたものだったようだ。
クリスティーナ・ブランコの声はアマリア・ロドリゲスとは違い、澄んだ透明感のある声だ。メリスマティックな歌唱はファド特有のものでここでも見られるが、アマリア・ロドリゲスのそれとは印象が異なる。むしろ、クリスティーナ・ブランコらしさをコンテンポラリーな音作りに見出しているといった方が適切かも知らない。一方、クリスティーナ・ブランコのバックを勤めるのはギターラ(ポルトガルギター)、ギターという古典的なファドスタイルにベースを加えたものだ。この組み合わせからアマリアロドリゲス後世代の新しい音が生み出されるのだ。
Cristina Branco : lead vocal Custodio Castelo : portugese guitar
Alexandre Silva : acoustic guitar Fernando Maia : acoustic bass
Cees Nooteboom : vocal on [O enjeitado U] Miguel Carvalhinho : guitar on [O enjeitado]
Heleen Veder : violin on [A uma princesa distante]
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私は音楽記事というのは実はよく分からず読ませて頂いてるんですが、いつも情熱的な内容だなと分からないなりに感じさせて頂いています。
(遅れましたが、ブログピープルのリンクリストへ登録して頂いて有難う御座います)
ところでここからは少し宣伝になってしまうのですが、もしも趣旨にご賛同頂けるのであれば、うちの右下にあるトラックバックピープルのテーマ『音源郷巡礼』へのご参加をご検討頂けないでしょうか。
勿論万が一ご興味がおありでしたら、という意味です。
何だか初めての書き込みがこんな形で申し訳ありませんが、どうぞご容赦を。
では、お休みなさい。
初めまして。音楽は別に知識が必要なわけではありません。感性で聴くものだと思っています。従って本質的にはレビューなど必要ないということになります。しかし、周辺知識があると音源を探しやすかったり、音楽の背景が分かって楽しいということがあります。その本質とはあまり関係ないことを通して、音楽を啓蒙していけたらと思いレビューを書いています。よろしかったらまたお越しください。尚、「音源郷巡礼」のお話ですが、いろいろ条件があるようですね。良く拝見してから決定したいと思います。