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ガレージシャンソンショー / 狂歌全集

  
Domestic-J-Pops : ★★★★☆


アンチブルジョア退廃美文化の形成

ガレージシャンソンショー、2005年のセカンドアルバム。 ファーストアルバム「ガレージシャンソンショー」で衝撃のデビューを飾った アコーディオン/ヴォーカルデュオ、ガレージシャンソンショーが満を持して発表した セカンドアルバム。本作でも独自のアンチブルジョア-デカダンスワールドが展開される。

前作が多くのゲストを招いて作成されたのに対し、 本作では一人何役もこなす事で色彩を豊かにしている。 山田晃士はヴォーカル以外にもギター、シェイカー、ギロを担当。 佐藤芳明はアコーディオン以外にピアノその他も担当している。

シャンソン、ミュゼットといったフランス風の音作りやタンゴ調の曲。 基本はアコーディオンを用いたヨーロピアンミュージックであるが、 ラテン風の曲があったり多様性に富んでいるのも前作と同様である。 様々なジャンルの音楽のエッセンスを取り出しポップな形に仕上げる。 この仕上がりの良さがガレージシャンソンショーの楽曲の魅力だろう。

一方演奏に関してはダイナミクスがガレージシャンソンショーの 特徴といえるだろう。佐藤芳明に関してはアコーディオンという 微妙なダイナミクスを操ることが出来る楽器故に然りといった所だが、 山田晃士のヴォーカルのダイナミクスの使いようは全く持って素晴らしい。 ささやくような小声からシャウトまでをハイトーンからバリトンラインまで 歌いこなすのだ。 これらが組み合わさって、たった二人で演奏しているとは思えない音 が生み出される。

只、難点を一つ挙げるならば、ともすればファーストアルバムとそっくりな作品に なってしまったといえる。ついつい「この曲は前作のこの曲に対応している。」 といったような想像をしてしまうのだ。このことはガレージシャンソンショーの音が 完成されていることを表しているので悪い事ではないのだが、次回作にも同じ傾向が みられた時に飽きられる可能性もある。3作目を作るに当たっては個性を見失わないように 新鮮な何かを加えた音作りをしていただければと思って止まない。

最終曲「愛の詩」はテレビ東京「音流」のオープニングテーマに採用された。

1.テアトル蟻地獄
2.陽はまた昇る
3.名も無きマチネ
4.求人広告と飲みかけのエスプレッソ
5.平成エレジー
6.灯り窓
7.神頼みのチャチャチャ
8.モノローグ劇場
9.夜会服で
10.サーカスサーカス
11.愛の詩

山田晃士 : vocal,guitar,shaker & guiro
佐藤芳明 : accordion,carcabes,piano,clave & chorus

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ドメスティック-J-POP | Comment(0) | TrackBack(0) | 2006年05月20日  posted by 日向葵
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