World-France-Chanson : ★★★★☆
弱さを見せられる強さとは
パトリシア・カース、1993年発表のサードアルバム。
シャンソンに対して、ロックやフュージョン、R&Bの要素を多分に絡めた
ヌーベル・シャンソン、その提唱者がパトリシア・カースである。
フランス人らしいエスプリを有しながらも、幼い頃からジャズやブルース
を聴いて育っただけに、ヨーロッパ圏に留まらない多様性を持った音を
生み出す事に成功した。
1987年発表のシングル「マドモアゼル・シャントゥ・ブルース」がヒットしてから
スタジオ録音にツアーにと多忙を極めたパトリシア・カースだが、
芯の強い、パンチの利いた歌唱は本作でも遺憾なく発揮されてる。
その一方で20才のデビュー以来、凛としたパトリシアには一種近寄りがたい独特の雰囲気を持っていた。
それは自分の弱さを他人に見せない強い女の虚像からるものであったのかもしらない。
しかし、26才を迎えた本作品当時には、弱さを見せられる強さが少し備わってきたように感じる。
このことにより歌の情感がより一層増してきた。
日本盤のボーナストラックには中島みゆきがパトリシアのために書き下ろした「かもめの歌」が入っている。ファンの方はこちらも合わせてお聴きになっていただきたい。
尚、リンク1の「Tour De Charme 」は多少オリジナルとは曲が代わっているところもあるが、
ほとんど同じ曲が収められている上ジャケット写真まで同じなので、
価格も安価であることより当リンクに載せさせていただいた。
お求めになる際は確認の上注文していただきたい。
| 1.Y'avait Tant d'Etoiles あなたのいない夜 2.Hotel Normandy ホテル・ノルマンディ 3.Je Retiens Mon Souffle あふれる想いを 4.Ceux Qui N'Ont Rie あなたのために歌わせて 5.Il Me Dit Que Je Suis Belle はかない愛だとしても 6.Space in My Heart スペース・イン・マイ・ハート 7.La Liberte 自由と踊れ! 8.Fatiguee d'Attendre 愛の終焉に |
9.Jojo ジョジョ 10.Je Te Dis Vous 永遠に愛する人へ 11.Reste Sur Moi 無邪気な大人のように 12.Ganz und Gar あなたにすべてを 13.Out of the Rain アウト・オブ・ザ・レイン 14.It's a Man's World イッツ・ア・マンズ・ワールド 15.Entrer Dans la Lumiere 朝陽の輝きを待って 16.Juste Une Chanson かもめの歌 |

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パトリシア・カースを最初に聞く人に
なぜかすすめる一枚です。
今日、久し振りに聞こうかな?と思いました。
パトリシア・カースを初めて聴く方におすすめする作品という点で、自分も同じような印象を持っていました。このレビューを書くに当たり久しぶりに聴いてみたのですが、「ホテル・ノルマンディ」など懐かしくてやはり良いものだなと思いました。