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Lizz Wright / Dreaming Wide Awake

  
Jazz-Vocal: ★★★★☆


革新的な融合を図った音楽

リズ・ライト、2004年ニューヨーク録音のセカンドアルバム。 2003年、「ソルト」で衝撃的なデビューを飾ったリズ・ライトが プロデューサーにクレイグ・ストリートを迎えてヴァーヴに残した セカンド・アルバムが本作「ドリーミング・ワイド・アウェイク」である。 クレイグ・ストリートはカサンドラ・ウィルソン、ノラ・ジョーンズ、 ミシェル・ンデゲオチェロといった女性アーティストを数多く手がけており、 アーティストの個性を邪魔することないスマートな仕事振りで有名な プロデューサーである。

前作「ソルト」はジャズスタンダードナンバーが少なからずトラック されており、良くも悪くも「遊び」の少ない完成度の高いものだった。 一方、本作「ドリーミング・ワイド・アウェイク」ではオリジナル曲を始め 様々なジャンルの音楽が取り上げられており、荒削りなところもあるが、 リズ・ライトの個性が遺憾なく発揮されていると言うことが出来るだろう。 ニール・ヤングやエルヴィス・コステロといったアーティストの曲が トラックされている。

この作品をジャズのカテゴリーに入れるのは微妙かもしれない。 しかし、ジャズの発展は音楽におけるグローバル化をもたらし、 カサンドラ・ウィルソンに見られるような革新的な音を生んだ。 この作品を聴いて真っ先に思い浮かんだのが正にカサンドラ・ウィルソンだった。 彼女がブルーノートへ移籍してからの動きは、ブルースを中心とした 様々な音楽とジャズの融合に他ならなかった。 その動向はかつて行われてきたマイルドな融合ではなく革新的で、 一見してそれと分からないような創造の連続だった。 それ故にこそ本作品もジャズといってよいのだと思う。

リズ ライトは南部ジョージア州の牧師の娘で、幼少よりゴスペルに親しんできた。 彼女にとっての音楽の原風景はゴスペルにあると言って差し支えないと思う。 それを下地にブルースやロックを吸収したジャズ。 リズ ライトの音もまた革新的な融合を図った音楽なのである。

カサンドラ・ウィルソンのような貫禄はまだないが、若さゆえのエネルギッシュさや 音楽に対する新鮮で真摯な姿勢が感じられる。

1.A Taste Of Honey
2.Stop
3.Hit The Ground
4.When I Close My Eyes
5.I'm Confessin'
6.Old Man
7.Wake Up Little Sparrow
8.Chasing Strange
9.Get Together
10.Trouble
11.Dreaming Wide Awake
12.Without You

Lizz Wright : vocal  Chris Bruce : guitar
David Piltch : bass  Earl Harvin : drums
Glenn Patscha : keyboards & bucking vocals


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ジャズ-ヴォーカル | Comment(2) | TrackBack(0) | 2006年05月26日  posted by 日向葵
この記事へのコメント
初めまして。
私のブログへの訪問&コメントありがとうございました。うれしかったです。
私とは格がだいぶ違う方のようで、恐縮しちゃいます(笑)。こちらのブログも高レベルで奥が深そ〜う。(tokyorioさんのブログもレベル高すぎて、余計なコメントできません。)
でも教養を身につけたいので、こちらにも訪問させていただきますね。どうぞよろしく☆
Posted by chappy at 2006年05月27日 16:05
●chappyさん
初めましてchappyさん、ようこそ!ここのサイトは初心者の人が音楽を聴くための道しるべになるようにやっておりますので、気楽に遊びに来てください。試聴してみたり、ジャケットが気に入った作品があったら聴いてみてください。それで趣味が合うようだったら、他の作品を聴く参考になるかもしりませんw
Posted by 日向葵(ponty) at 2006年05月27日 19:40
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