World-Africa-Pops : ★★★★☆
まさに魂に響いてくる音
サリフ・ケイタ、2001年フランスのパリで録音された通算6作目のアルバム。
エマーシー移籍後初となる作品。1曲目の「ヤモレ」では、モルナ/コラデーラ歌手の
セザリア・エヴォラとの共演を果たしており、こちらも合わせて興味深い。
アルバムタイトルの「モフー」とは笛のことで、サリフ・ケイタがマリの首都であるバマコに
開いたクラブの名前にも使用されている。
本作は、1980年代から1990年代にかけてフレンチ・ポップスのカヴァー曲集「ソジィ」や、
ファンク界の奇才ヴァーノン・リードのプロデュースによる「パパ」など、
エレクトリックサウンドに傾倒してきたサリフ・ケイタが、自らのルーツを探るべく
アフリカンアコースティックサウンドに取り組んだ作品となっている。
西アフリカはマリの王族の血を引くも、
アルビノ(肌が白くなる遺伝的変異)であるがため
一族からも疎んじられてきたサリフ・ケイタ。
ギターの弾き語りで日銭を稼ぐという日々を繰り返していたようだ。
しかしそんな中で音を認められ、
やがてスレイマン・シセ監督の「ひかり」が
カンヌ映画祭で審査員特別賞をとるに至り、
主題歌を歌っていたサリフ・ケイタもまた
世界の注目をあびるようになる。
西アフリカにおける歌う吟遊詩人「グリオ」
の影響を感じさせるサリフ・ケイタの歌は、
様々な音楽との融合を図りながらも所信を忘れていない。
まさに魂に響いてくる音。
アフリカの大地から人間の原風景を映し出すような声は
聴くたびにまた聴きたくなってしまう不思議な魅力に溢れている。
| 1.Yamore 2.Iniagige 3.Madan 4.Katolon 5.Souvent |
6.Moussoldu 7.Baba 8.Ana Na Ming 9.Koukou 10.Here |
Salif Keita : vocal
Djelly Moussa Kouyate : guitar Kante Manfilla : guitar
Benoit Urbain : accordion
Arnaud Devos : piano,percussion Mino Cinelu : percussion
Cesaria Evora : vocal
Djelly Moussa Kouyate : guitar Kante Manfilla : guitar
Benoit Urbain : accordion
Arnaud Devos : piano,percussion Mino Cinelu : percussion
Cesaria Evora : vocal

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