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World-Brasil-Soul/R&B : ★★★★★
アレー、2004年リリースのファーストアルバム。「エミぺーベー・ソウル・サンバ・グルーヴ」のタイトル通りブラジルソウルシーンを総括的に解釈するような広がりのある音となっている。 |
ブラジルでは1970年代にブラックムーヴメントの一環として主にソウルミュージックが導入され、ジェームス・ブラウンを始めとしたアーティストがバイリファンキと呼ばれるクラブイベントで流され、ブラジルミュージックシーンに多大な影響を与えたようだ。それに影響された多くのブラジリアンアーティストが、ソウルミュージックをブラジル文化の中に取り込み、サンバロックやソウルサンバと呼ばれるようなジャンルとして昇華し、ブラジルならではのソウルミュージックシーンを築き上げてきた。
その創成期のアーティストがジョルジ・ベンやチン・マイアであり、最近では、パウラ・リマやセウ・ジョルジ等がこのジャンルを牽引するアーティストとして今後期待されるアーティストといえるだろう。そして、今回紹介するアレーもこのブラジルソウルシーンをリードしていくであろうアーティストの1人である。
元々アレーが注目を浴びるようになったのは、本作にも収録されている「ドナ・ダ・バンサ」がアシェーを代表する歌手であるダニエラ・メルクリにカヴァーされてからという。ダニエラ・メルクリ、2003年のライブ「MTVアオヴィーヴォ・ダニエラ・メルクリ・エレトロドメスチコ」で「ドナ・ダ・バンサ」が取り上げられて以来、そのキャッチーなメロディーは人気TVドラマ「ア・ジアリスタ(日雇い労働者)」のテーマソングに採用されるなど一気に注目を集め、2004年発表の本作につながったようだ。
作詞作曲から編曲、プロデュースに至るまで多才なアレー。ソウルを基調としながらも、ラップやスクラッチ等ブレイクビートの手法を取り入れたり、とにかく面白い事は何でもやるといった感じ。最新ブラジリアンソウルシーンにまた大きな才能の誕生を感じた。
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