Jazz-Piano-Solo Piano : ★★★★☆
これに勝る癒しの音はないかもしれない
ドン・グルーシン、1996年発表のピアノソロアルバム。
音楽家族に在ってピアノを弾きつつも兄デイブ・グルーシンとは対照的に
音楽家を目指さなかったドン・グルーシン。
社会学を学んだ後は経済学で学位をとり、
コロラド大学で教鞭を取る日々を送っていた。
とはいうものの、音楽に全く関わらなかった訳ではなく、
時々ジャズ・クラブで演奏したり、
西海岸のラテンバンド「アズテカ」で鍵盤を叩いたりしていた。
1975年クインシー・ジョーンズの要請で同バンドへの参加が決定
したあたりから本格的に音楽で生計を立てる事を考えはじめ、
以来、ジャズに限らない数多くのアーティトとの競演を果たしていく。
本作品はそんなドン・グルーシンが残したピアノソロアルバム。
撫でるような優しいタッチ。ブルージーなメロディーはどこか懐かしい。
腰を据えてじっくり聴くのも、BGMとして聴くのも良いだろう。
おすすめは、6曲目の「Estate」。
悲哀に満ちた曲を心温まる語り口で弾きあげる。
様々な人生経験に裏打ちされたドン・グルーシンだからこその優しさに溢れる音。
これに勝る癒しの音はないかもしれない。
尚余談だが、原題が「Old Friends & Relatives」であるのに対し、
邦題が「ファイアー&レイン〜ソロ・ピアノ〜」である理由については
調べられなかった。どなたかよろしかったらお教えいただきたい。
| 1.At Last 2.A Walk with Leonard 3.Fire and Rain 4.Flora 5.Foreign Service 6.Estate 7.Circles |
8.Theme from High Noon 9.New Age Cowboy 10.Serious Romance 11.Sadie 12.Well,It's about you 13.Lost and Found 14.The Re-education of DG |
Don Grusin : piano
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