エヴァンドロ (Evandro)
ショーロ バンドリン奏者
エヴァンドロ・ド・バンドリンことエヴァンドロ(1932〜1994)はブラジルのパライバ州出身。
本名はJosevandro Pires de Carvalho。エヴァンドロは7才時に故郷を離れて移住する。
行く先はブラジルにおいて文化的に盛んな土地であり、ショーロの中心地でもある
リオ・デ・ジャネイロ。13才になるとバンドリン(平坦なマンドリン様楽器)を学び始め、
ピシンギーニャ、ジャコー・ド・バンドリンといったショーロの大家と親しく交わるように
なっていく。
エヴァンドロは1953年にプロデビューを果たすと、1955年には自身のユニットを始動する。
1961年に初レコーディングを行い、1968年にはバーデン・パウエルのレコーディングに参加。
1989年に初来日をして以来5度日本を訪れ、ホーダ・ジ・ショーロ(井上みつる,田島道生,栗山豊二)
との交流を始めとして、日本にショーロ文化を啓蒙する下地を作った。
しかし6度目の来日直前の1994年10月30日、62才の生涯を閉じた。
温厚なかつ謙虚な人柄で、ホーダ・ジ・ショーロと共演した作品のジャケット写真に
エヴァンドロ一人しか写っていなかったことに対し、「4人で作ったアルバムなのに
自分しか写っていないのはおかしい。」と不満顔だったという逸話もある程だった。
エヴァンドロは伝統的なショーロの技法や感覚を重要視する硬派な音楽家だったが、
それでいながらエヴァンドロ独自のオリジナリティや風味を表現することも
出来る真の音楽家だった。鬼籍の人となった現在も残された音源を通して
エヴァンドロの魂が語りかけてくるような気がしてならない。
<レビュー掲載作品>
![]() ヴァウサス・ブラジレイラス |
エヴァンドロ、1992年の作品。7弦ギターの名手ルイジーニョことルイス・アラウージョ・アモリン、カヴァキーニョ奏者の井上みつるとトリオを組み録音したもので、タイトル通り全編3拍子のワルツとなっている。爽やかな曲調でありながら聴くほどに味わい深い。傑作の名に恥じない作品。 詳細ページは → こちら 購入ページは → こちら |

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