![]() Aystelum |
World-Brasil-Soul/R&B : ★★★★☆
叔父にブラジルソウルシーンの第一人者だったチン・マイアを持つエヂ・モッタ。チン・マイアの遺志を引き継いで現在のブラジルソウルシーン、いや、ワールドワイドでソウルシーンを牽引するエヂ・モッタが2005年にリオデジャネイロのスタジオARで録音した通算8作目の作品が本作「アイステルン」である。独特の容姿に、低く甘さを湛えながらも硬派なヴォイス。エヂ・モッタらしい極めて個性的な音源がもたらされた。
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このアルバムはさながらサン・ラーを思わせるようなフリー/アヴァンギャルドジャズ的なアプローチを持った曲があったかと思うと、7〜9曲目のミュージカル的な組曲があったり、そしていかにもエヂ・モッタらしいクールなソウル(逆転の発想か?)もある。こう聞くと一見すごく実験的な作品かと思われるかもしらない。しかし、そこは音源収集家としてもしられるエヂ・モッタ。これだけバライエティーのある作品を作ってもそれぞれの音楽に対する解釈がしっかりとしていて非常に完成度の高いものとなっている。
サンバ界の大御所アルシオーネや、カエターノ・ヴェローゾその他との仕事で有名なチェロ奏者ジャキス・モレレンバウムの参加も彩りを添えている。しかし、何よりエヂ・モッタという強烈な個性が圧倒的なまでのエネルギーをたたえて聴く者に訴えかけてくる。そんな作品である。 尚、本作は製作元のトラーマレーベルのサイトで無料で全曲通して試聴することが出来る。12曲目の「Guezagi」は特におすすめの1曲。是非ともお聴きいただきたい。
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