1972年9月にバン・ゲルダー・スタジオにて録音されたデオダートの初リーダー作。プロデューサーはCTIレーベルのクリード・テイラー。斬新かつ不世出のアレンジ能力をもってブラジルからアメリカへ渡り、異国の地で名プロデューサーのクリード・テイラーを虜にしたデオダート。クリード・テイラーがA&Mを去り1971年にCTIレーベルを旗揚げするとデオダートもこれに参加。そして1972年に録音されたデオダート初のリーダー作が本作「Prelude(邦題:ツァラトゥストラはかく語りき)」である。
クラシックやロックをジャズに取り込んだ本作の発想は当時画期的で、クロスオーヴァーと呼ばれ(フュージョンの原型といって良いだろう。)、1973年のグラミー賞「ベストポップインストロメンタルパフォーマンス賞」に輝くなど大ヒットとなった。
参加メンバーはヒューバート・ロウズ(fl)、ジョン・トロペイ(g)、ロン・カーター(b)、ビリー・コブハム(ds)、アイアート・モレイラ(perc)等いずれ劣らぬ名手達。テクニック的に優れているだけでなくアイデア豊富なこれらの奏者が、デオダートの広い世界観を表現するのに一役買っている。
1曲目のタイトル曲は、スタンリー・キューブリック監督の映画「2001年宇宙の旅」で使用されたリヒャルト・シュトラウス作曲の「ツァラトゥストラはかく語りき(Also Sprach Zarathustra)」。9分にも及ぶこの大作はストリングスをふんだんに使い壮大かつポップな仕上がりとなっている。この曲が本アルバムの核をなしていることは疑いのない事実だが、2曲目の「Spirit of Summer」や3曲目の「Carly and Carole」などもブルージーで非常に良い。エレクトリックピアノの音がブラジル出身らしいリズムに乗ってなんとも心地良い音楽世界を構成している。
余談になるが、デオダートはCTIレーベルに2枚のアルバムと1枚のライブ作品を残している。これにちなんでセカンドアルバムである「ラプソディー・イン・ブルー」との2in1(Preludes & Rhapsodies)や、これらにライブ音源も加えた3枚組みのCD(Preludes & Rhapsodies & Live at Felt Forum )が出ている。本作を購入する場合はそちらを検討してみるのも良いかと思われる。
| 1.Also Sprach Zarathustra 2.Spirit of Summer 3.Carly and Carole |
4.Baubles, Bangles and Beads 5.Prelude to "The Afternoon of a Faun" 6.September 13 |
Marvin Stamm : trumpet Hubert Laws : flute
John Tropea :e- guitar Jay Berliner : guitar
Ron Carter : bass Stan Clarke : e-bass
Billy Cobham : drums
Airto Moreira : perc Ray Barretto : perc
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要は全部好きってことですかね?w医師免許は持っていますが、療養中で使う機会がないです。