Brasil-MPB : ★★★★☆
ポストトロピカリスモの傑作
オス・ノヴォス・バイアーノス、1972年の作品。オス・ノヴォス・バイアーノスの作品の中でも最も評価の高い作品で、お得意のブラジリアンヒッピーらしいロックから、サンバやショーロ、ボサノヴァといったリオデジャネイロの音楽、ノルデスチ(北東部)のバイアォンやフレーヴォ等が入ったバライエティーのある作品となっている。
バライエティーがあるにも関わらずその雑然さが気にならないのは、そもそも彼らの存在自体が雑多だからだろう。オス・ノヴォス・バイアーノス(新しいバイーア人)というがパーカッションのボラッシャはサンパウロ生まれだし、女性ヴォーカルのベイビー・コンスエロはリオデジャネイロ生まれだ。音楽も文化も雑多という、正に人種の坩堝たるブラジルの縮図がここにある。そういう意味で、雑然のなかに協調と融和が求められるブラジル文化こそがこの雑多さを感じさせない音楽性の所以といえるかもしらない。
余談だが、同じバイーア州出身のジョアン・ジルベルトとは親交が深かったようで、ヒッピー生活をしていたオス・ノヴォス・バイアーノスのコミューンによく訪ねてきたようだ。そのエピソードを聞いたせいかタイトル曲の「Acabou Chorare」等はジョアン・ジルベルトのアルバム「Joao Gilberto(邦題:三月の水)」と似た雰囲気を感じる。ジョアン・ジルベルト、メキシコ放浪期の作品である。
70年代ブラジル音楽を代表するオス・ノヴォス・バイアーノス。その中でも珠玉の名作「アカボウ・ショラーレ」。どうぞお聴きになっていただきたい。
| 1.Brasil Pandeiro 2.Preta Pretinha 3.Tinindo Trincando 4.Swing de Campo Grande 5.Acabou Chorare |
6.O Misterio Do Planeta 7.A Menina Danca 8.Besta E Tu 9.Um Bilhete Pra Didi 10.Preta Pretinha |
Amazon紹介ページはこちら

(180).jpg)
banner_03.gif)