ブラジル-エレクトロニカ

Electro Coco / Coco Do Mundo

Holland-Electronica : ★★★★☆


コーコとエレクトロニカの出会い

エレクトロ・コーコ、2005年リリースのデビューアルバム。ブラジルの伝統音楽であるコーコをエレクトロニカで表現するというこのユニットの趣旨はとてもユニークだ。スーコ103を輩出する等、ブラジル音楽とエレクトロニカを融和させるこの手の音楽に強いオランダという土地柄からか、一人のブラジル人ヴィヴィアーニ・ゴドイの着想したエレクトロ・コーコのアイデアは異国の地で一気に開花することになった。

ツインヴォーカルの6人編成で繰り出されるエレクトロ・コーコの音は、リズムが単調になりがちなエレクトロニカの分野に、エレクトロニカのクールさを保ちながらブラジルのリズムを取り込むことに成功している。コーコはもともとアフリカにルーツを持つアフロブラジルの音楽だけに非常に豊かなリズムを有している。これをエレクトロニカに取り込むことにより複雑に絡み合った味わい深い音のうねりが生まれるのだ。

オリジナル曲が4曲で残りはカヴァー曲である。アントニオ・カルロス・ジョビンからシコ・セーザル、ゼカ・バレイロ、ゼー・ダ・リバ、カティア・デ・フランサ、エスクリーニョなどの曲をカヴァーしている。アントニオ・カルロス・ジョビンはともかく他のアーティストはブラジル人らしいセレクトと言えるだろう。エレクトロ・コーコという一つの音楽的基盤を作ることに重点が置かれたため、楽曲の制作は後回しになったのかもしらない。この辺は次回作に期待したいところだ。

この手の音楽は流行り廃りが顕著で、なかなか長期的な展望が読めない。結成後たった2〜3ヶ月で表舞台にのし上がって来たエレクトロ・コーコ。ファーストアルバムの出来はなかなか良いと思うので、是非とも次回作はオリジナル曲を増やしてより深い音を作っていって欲しい。尚、オフィシャルサイトにてライブ映像を無料で試聴することが出来る。ご覧いただきたい。

1.Coco Do Mundo
2.Palafitas
3.Terra E Agua
4.Brigas Nunca Mais
5.Arte de Criacao
6.www.sem
7.Eu Acredito
8.Cazumba
9.Quem Vai Quem Vem
10.Se Eu Fosse Mais
 Do Que Posso
11.Arte de Criacao
12.www.sem
13.Terra E Agua

Viviani Godoy : vocal Suzanne Pipers : backing vocals
Alain Eskinasi : bass,keyboards,guitar,percussion
Alberto de Souza : Caxxi,tambourine,cuica Praful : fluite
Patrick v Henrickhuizen : piano Luciano Favera : guitar

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posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2006年09月07日 | Comment(0) | TrackBack(0) | ブラジル-エレクトロニカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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