マリーザ (Mariza)
ファド 歌手
マリーザ(1973〜)ことMariza Nunesはアフリカのモザンビーク生まれ。モザンビークは以前ポルトガル領だった国で1975年に宗主国から独立を果たした国だ。ポルトガル生まれの父親は仕事でモザンビークに行き、そこで結婚しマリーザを生んだ。
マリーザはモザンビークで生まれたが生まれて直ぐにポルトガルに移住した。読み書きが出来るようになる前からファドを歌い始めたマリーザに、父は歌詞をストーリー仕立ての漫画にして覚えさせた。両親はリスボン郊外の古い町モルラリーアでレストランを経営していたのだが、マリーザは5才になるとそのレストランで定期的に歌うようになった。
物心つくようになるとマリーザはファドに没頭し、数々のファドハウスで歌い続けた。情熱的で、感情的で、哀しみに溢れ、時には嫉妬や皮肉に溢れたファドの心を見事に歌い上げるマイーザの表現力は、この時期に形成されたといって良いだろう。
2001年に「Fado em Mim」で衝撃的なデビューを果たすと、2003年には「Fado Curvo」、2004年には前年行ったBBCライブ作品「Live in London」を、2005年に「Transparente」を発表している。
Mariza official siteではマリーザの作品全曲を無料で試聴することができる。是非お聴きいただきたい。
<レビュー掲載作品>
![]() Fado Curvo |
2003年のセカンドアルバムで日本デビューアルバム。ファドの伝統を守りつつもアマリア・ロドリゲス後の新時代を築きあげようとしているマリーザ。ヴィオラ、ギターラの他にピアノやベース、パーカッション、果てはトランペットやチェロの導入にも踏み切っている。
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Transparente |
マリーザ、2005年発表のサードアルバム。前作でアマリア・ロドリゲスの代表曲「黒いはしけ」をカヴァーし、ファド新世代の歌手の中でも名実ともにトップアーティストとなった感があるマリーザ。本作では小作りなものからストリングスを交えた壮大なスケールの曲までドラマティックなファドを展開する。
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