フリーク・ド・ブラジル、2004年に日本において先行発売されたファーストアルバム。イタリア人のステファノ・ガンマはハウスを中心とした長い経験を持つDJで、1つのコンセプトとしてハウスの形式でラテンミュージックを展開することを試みている人材である。フリーク・ド・ブラジルにおいてもブラジルを主軸に中南米のテイストを持ったハウスが繰り広げられている。
フリーク・ド・ブラジルの活動に当たってはステファノ・ガンマの本拠であるローマを中心に、様々なアーティストがジャンルを越えて集められた。特にヴォーカルにはブラジル人女性歌手として、先にヴィクトリア・フリゲリオ、後にメンバーチェンジを経てクラウディア・ダ・シルヴァが起用されている。両者の歌唱はステファノ・ガンマの目指すブラジリアンフィーリングのサウンド構築に大きな役割を果たしている。
メンバーが揃うと本作に先駆けて2枚の12インチ、「Mare Grande」「Ritmo das Ondas」を発売。これがクラブミュージックシーンを中心に大ヒットとなり一躍フリーク・ド・ブラジルの名を知らしめることになった。(「Duty Freak」の日本盤にはこの2つの音源がボーナストラックとして収録されている。)
ハウスの作品という分類が最も近いとは思うのだが、リズムが打ち込みである以外はボサノバ風の曲があったり生音に重点が置かれているトラックもある。バリエーションに富んでいる作品ということが出来るだろう。
ハウス好きの方には楽しい作品といえると思う。しかし、折角魅力的なリズムに富んだラテンの音楽を、敢えて4つ打ちにする必要性があるかという疑問符が常について回る作品だとも思う。これが気に入ったとしたらこれを最終系とせず、もっと深遠なラテン音楽の魅力に触れてみるのが良いのではないかと思う。
| 1.Toque de Raca 2.Magia do Sol 3.Ritmo das Ondas 4.Pra Recomecar 5.Saudacao 6.Samba do Gringo |
7.Conto de Fadas 8.Tempo de Verao 9.Mare Grande 10.Sunshine 11.Ritmo das Ondas 12.Mare Grande |
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