ジアナ・ヴィスカルヂ、2005年リリースのセカンドアルバム。若き日のガル・コスタやジョイスに例えられる彼女の歌唱。バークレー音楽院への留学後にブラジルに戻り、作曲活動の後にワールドツアーへ。ツアー中に演奏した曲目からピックアップしてスタジオ録音したのが本作である。
ガル・コスタとジョイスはどちらもMPBきっての個性派アーティストで相関性は感じられない。初めてこの触れ込みを聴いた時はどういうことなのかその意味が分からなかった。しかし聴いてみれば直ぐに分かる。確かにガル・コスタとジョイスのエッセンスが多分に感じられる。
ジアナ・ヴィスカルヂの歌唱はガル・コスタとジョイスの両方に似た声を持つというのではない。二人の要素を取り込んだ2種類の顔、そしてそれとも違う独自の顔を持つというのが最も正しい表現なのではないだろうか。この3種類の顔が曲の中でめまぐるしく入れ替わる。そのダイナミックさが非情におもしろく魅力的なのである。
ノルデスチ(ブラジル北東部)の音楽を理解するために打楽器の教育も受けているジアナ・ヴィスカルヂ。リズムの面白さも彼女の魅力だが、そのルーツにはアフロブラジルへの理解があったのだ。かつてエグベルト・ジスモンチやバーデン・パウエルといったアーティスト達がアフロブラジルの理解を目指し現地で寝食をともにしたことが思い出される。
バークレー音楽院で学んだことも忘れてはいけない。オーストリア人で公私共にパートナーシップを築いているミハエル・フジシュカをギターにすえ、多文化国家ブラジルに留まらないマルチカルチャーぶりを発揮している。このツールとしてアメリカでの経験は生かされているのではないだろうか。
高度でバライエティに富んだことをやっているのに、それでいて気楽でうきうきするような音楽。ジアナ・ヴィスカルヂの音楽はそんな音である。
| 1.4321 2.Metades 3.Me Leva 4.Nome do Homem 5.Gota A Gota 6.Amar E Mare 7.Deslumbrada Lua 8.Colorida |
9.Gata Lucida 10.Fera Bela 11.Toda Tua 12.Vem Morena -Bonus Track- 13.Sabores 14.Colorida 15.4321 |
Marcio Arantes : baixo Sergio Machado : bateria ,etc
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広く浅くをモットーにやっているので詳しい方には物足りないかもしりません。でも、このブログがきっかけで自分の詳しいジャンル以外の音楽に触れる事が出来るかもしりません。興味を持っていただけて光栄です。どうぞこれからもよろしくお願いします。