Sonia Rosa at BlueNote東京 2006/11/22
ソニア・ホーザが現代ブラジル音楽家を引きつれてブルーノート東京にやってくる。その話を聞いたのは随分前のことだ。しかも今回つれてくるゲスト陣はオスカル・カストロ・ネヴィス、ジャイール・オリヴェイラ、ウィルソン・シモニーニャ、ホメロ・ルバンボ。どれも単独ライブを見てみたいアーティストで、ソニア・ホーザをメインに置くことで返って個性がぶつかりはしないか心配なほどだった。
いろいろ突っ込みどころがあるにはあったが、個人的な評価はかなり高い演奏だったと思う。ゲスト以外にバンドがちゃんと用意されていたのでゲストは入れ替わりの登場となった。しかし、ソニア・ホーザは出るところと引くところをちゃんとわきまえて、ゲストと競合するような場面を見せない。それでいて、「A Bossa Rosa de Sonia」を思わせるような彼女らしい歌唱で自らの個性も十分発揮した。
多彩なゲスト陣はあまりにも豪華で短時間では使いきれず勿体無いような気もした。しかし決して無駄な印象は持たせず、贅沢ながらも満足させる内容だった。ホメロ・ルバンボにほとんどソロをさせずカッティングのみさせてしまったり、ジャイール・オリヴェイラ、ウィルソン・シモニーニャにちょっと出で歌を歌わせるだけ等。一方、オスカル・カストロ・ネヴィスだけは別で、ピアノに指揮にと老いて尚盛ん。微笑ましい光景に思わず心が躍った。
ステージ全体を見渡すことが出来ず残念だったのだが、ステージ最初の方はストリングスの音が入っていた。オーケストラはいないし、シンセサイザー等も確認できなかったので打ち込みだったのだろうか?カラオケのようでちょっと嫌な予感がした。また6人編成+ストリングスの音で指揮を振るオスカル・カストロ・ネヴィスにも違和感があった。そんな編成でボサノヴァやスティービー・ワンダーの曲を演奏していたが、徐々にヒートアップ。ジャイール・オリヴェイラが登場し、ウィルソン・シモニーニャが続くと熱気は一気に加速。最後までクールダウンすることなくエンディングを迎えた。
自身をアピールし、現代ブラジル音楽シーンのトップミュージシャンの啓蒙もしたソニア・ホーザのライブ。充実の1時間半であった。
Paulo Calasans : (p,key) Sergio Brando : b
Paulo Braga : ds Marco Bosco : perc
Oscar Castro Neves : g,vo Jair Oliveira : vo
Wilson Simoninha : vo Romero Lubambo : g

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