マリーザ・モンチ (Marisa Monte)
ブラジル MPB歌手
マリーザ・モンチ(本名:Marisa Azevedo Monte)は1967年ブラジルのリオ・デ・ジャネイロ生まれ。父カルロス・モンチはエコノミストで、有名なサンバチーム"ポルテーラ"の監督を務めた人物。マリーザ・モンチは中流階級の家庭でサンバに囲まれて育った。
やがてマリーザ・モンチはマリア・カラスに憧れるようになり、14才の時にオペラの歌唱法を学び始め、国立音楽学校の入学試験を受けた。更に19才時にはイタリアのローマへ音楽留学へ行っている。しかし留学中にマリア・カラスと同じ位ジャズ歌手のビリー・ホリディやロックのアーティスト達に強く惹きつけられている事に気付き、ブラジルに帰国しポピュラー音楽の道を進むことを決意した。
マリーザ・モンチはブラジルに帰国すると、ローマ留学中に出会ったネルソン・モッタに見出されコンサートを開くことになった。Rio's Jazzmaniaというバーで行われたその公演はブラジル音楽シーンに新たな潮流を呼び起こしたとして高い評価を受けた。リオ・デ・ジャネイロでの公演は連日完売し、その後ブラジル各地へ回ったツアー先でも賞賛を浴びた。
その後、マリーザ・モンチは彼女の音楽スタイルを確立させていき、レパートリーを増やしていった。それは、ブラジルのロックからジャズの古典、ブルースから伝統的なサンバといった幅広いものだった。マリーザ・モンチは若いロックファンから年配のジャズやMPBのファンにまで急速に支持されるようになっていった。
翌年、ネルソン・モッタとウォルター・サレスの元、マリーザ・モンチのヴィラ・ロボス劇場でのライブがテレビで放送され、初の録音がライブ録音というブラジルのアーティストとしては極めて異例の事態が生じるに至った。
1988年に「MM Ao Vivo」でアルバムデビューし、1991年には2作目「Mais」、1994年に3作目「Rose and Charcoal」、1997年には4作目となる「A Great Noise」、2000年に「Memories, Chronicles and Declarations of Love」、2003年にカルリーニョス・ブラウンやアルナルド・アントゥニスとのトリオ"トリバリスタス"名義で「Tribalistas」、2006年にサンバをテーマにした「Universo ao meu redor」と、MPBをテーマにした「Infinito particular」をリリースしている。一方、マリーザ・モンチ自身アルバムを出していく一方で、カルリーニョス・ブラウンの「オムレツ・マン」やポルテーラとの「Tudo Azul」をプロデュースし大きな話題となった。
マリーザ・モンチは音楽に対する幅広い造詣とそれらを結びつける豊かな音楽性そして類い稀なる歌唱によって、現代ブラジル音楽界のトップアーティストとなった。一方で、豊かな音楽性を持ちながらその根底には幼い頃から親しんだサンバの息吹が今尚根付いている。この音楽性と歌唱力とブラジルの根源的な文化の融合がマリーザ・モンチの最大の魅力であり、多くの支持を受ける理由なのではないだろうか。
<レビュー掲載作品>
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マリーザ・モンチ、1991年発表の2作目。アート・リンゼイ、ジョン・ゾーン、坂本龍一、ナナ・ヴァスコンセロス、ホメロ・ルバンボ、エヂ・モッタといった豪華メンバーを迎え作られた音は、極めて美しい曲から実験的な音作りまでバライエティーに富んでいる。 詳細ページは → こちら 購入ページは → こちら |
<ライブレポート>
マリーザ・モンチ ライブ -2007/5/30 オーチャードホール-
<オフィシャルサイト>
Marisa Monte
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