ブラジル-ジャズサンバ

Joao Donato - Muito A Vontade

Joao Donato - Muito A Vontade
Muito A Vontade
Brasil-Jazz Samba : ★★★★★

ジョアン・ドナート、1962年ブラジルはリオデジャネイロでの録音。メンバーはジョアン・ドナート(p),チアン・ネト(b),ミルトン・バナナ(ds),アマウリ・ロドリゲス(perc)の4人。タイトル曲の「ムイト・ア・ヴォンタージ」を始め多くの曲がスタジオの録音現場で作曲された。近代ブラジル音楽の金字塔となった名盤。

1.Muito A Vontade
2.Tim Dom Dom
3.Pra Que Chorar
4.Sambou...Sambou
5.Jodel
6.Vamos Nessa
7.Minha Saudade
8.Naquela Base
9.Olhou Pra Mim
10.Tema Teimoso
11.So Se for Agora
12.Caminho de Casa
   
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ジョアン・ジルベルトとのイタリアツアーからブラジルに戻ったばかりのジョアン・ドナート,チアン・ネト,ミルトン・バナナの3人にアマウリ・ロドリゲスを加え本作は作成された。「Muito A Vontade」とは演奏者自身がとてもリラックスしているという事を意味するようだ。「何を演奏しようか?」と録音に際し何の準備もしないで臨んだジョアン・ドナートがいきなりその場で弾き出した曲に対し、ミルトン・バナナが思わず発した言葉がそのまま曲名となった。その他にも多くの曲はスタジオの現場で作曲され、その場で命名された。カヴァー曲としてはジョアン・メロの「Tim Dom Tim」「Sambou Sambou」、オス・カリオカスのヒットで有名なバーデン・パウエルの「Pra Que Chorar」、エド・リンカーンの「Olhou Pra Mim」等がある。

演奏中にレコーディングの担当者が現場に到着し、「しかし、これはボサノバじゃないよね?」と言ったらしい。これに対しジョアン・ドナートは「この音楽がボサノバであるとは言ってない。私はアルバムをレコーディング中で、ボサノバを演奏させられる気はない。」と言い返したそうだ。当時ボサノバが日の出の勢いで(1962年はカーネギーホールで「記念すべきボサノバコンサート」が開かれた年)、音楽関係者はボサノバ作品の制作にやっきになっていた反面、ジョアン・ドナートはそういう流行には関心を示さずストイックに普遍的な音楽を追求していた事を示すエピソードといえるかも知らない。何はともあれ、40年の歳月を経て今尚新鮮な輝きに満ちている本作に余計な言葉を交える必要はあるまい。

Joao Donato : piano  Tiao Neto : bass
Milton Banana : drums  Amaury Rodriquez : perc

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posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2007年05月02日 | Comment(0) | TrackBack(0) | ブラジル-ジャズサンバ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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