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Bill Evans, Jim Hall - Undercurrent

  
ビル・エヴァンス、ジム・ホール - アンダーカレント
Undercurrent
Jazz-Piano,Guitar : ★★★★★

ビル・エヴァンスジム・ホールによるピアノとギターのデュオ作品。1962年4月24日と5月14日の2回に渡るセッションの模様が録音されている。スコット・ラファロの突然の死に対する悲しみ、築きあげてきたインタープレイの更なる発展への模索・苦闘ぶりが滲み出ている。刹那的で儚くも美しい旋律の数々は、その後の更なる悲劇的結末への序章に過ぎない。

1.My Funny Valentine
2.I Hear a Rhapsody
3.Dream Gypsy
4.Romain
5.Skating in Central Park
6.Darn That Dream
7.Stairway to the Stars
8.I'm Getting Sentimental over You
9.My Funny Valentine [Alternate Take]
10.Romain [Alternate Take]
   
ビル・エヴァンス、ジム・ホール - アンダーカレント
ビル・エヴァンス、ジム・ホール - アンダーカレント
ビル・エヴァンス、ジム・ホール

1961年7月6日、スコット・ラファロが交通事故で他界する。ビル・エヴァンスの目指すインタープレイを支えていた支柱が失われた瞬間だった。音楽的対話というアプローチ。それを具現したビル・エヴァンス・トリオはたった4枚のアルバムを残して終焉を余儀なくされたのだ。

本作は当時エラ・フィッツジェラルドのバックバンドとして活躍していたジム・ホールとのデュオ作品で、ピアノとギターによるインタープレイを聴く事が出来る。デュオのため一方が主旋律を弾けば、自然と他方はバッキングプレイになる。ある意味最も簡素化された形態であり、インタープレイの原風景といえるのかもしらない。

しかし、たった2人であっても音の幅に狭さを感じる事はない。両者の掛け合いの下に次々と展開していく楽曲は失ったベーシストのものとはまた異なる世界観を創造している。内省的なビル・エヴァンスの演奏は悲愴さを増し、絶望の中に灯る一筋の光源のような情景を連想させる。

ビル・エヴァンスの最高傑作といったらスコット・ラファロとのリヴァーサイド4部作であろうし、ジム・ホールの最高傑作はアランフェス協奏曲かもしらない。でも、本作の妖しくも美しい様はなんたることだろうか。敢えて私は「Dream Gypsy」と「Romain」を推したい。

Bill Evans : piano  Jim Hall : guitar

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ジャズ-ピアノ | Comment(0) | TrackBack(0) | 2008年02月19日  posted by 日向葵
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