ジャズ-ギター

Gabor Szabo / Gypsy'66

Jazz-Guitar : ★★★★☆

Gabor Szabo/Gypsy'66
Gypsy'66


革命的作品の背景にインパルスあり。

インパルスの盟友ゲイリー・マクファーランド(marinba)馴染みの アーティストを迎え、ガボール・ザボ(g)が残した1965年の録音。

その中には当時まだバークリー音楽院留学中だった渡辺貞夫(fl)も 全面参加しており、日本人としても馴染みの深い作品となっている。

本作は、ビートルズやバート・バカラックといったポップチューンを 前面に押し出しており、バップ全盛期に衝撃的なジャズを展開した。

それはアナログフュージョンの原風景といえるもので、ポップスを 扱っているとはいえ、斬新というべきか独特というべきか、極めて 個性的な解釈による演奏で、今聴き返しても少しも色褪せていない。

ガボール・ザボの淡々と反復し続けるギターリフは、荒野をひたすら 歩き続けるジプシーをイメージするのに十分。1曲目のビートルズ の「イエスタディ」等、あまりのドライさに違う曲にすら聴こえる。

このような革命的な作品をプレスすることは、大きな賭けでもある。 ガボール・ザボを「水を得た魚」たらしめたのはインパルスの大きな 功績といっても過言ではないと思う。

バップという確立されたジャズの1方向性に視野が狭くなっていた ジャズアーティスト達の目を見開かせた記念碑的な作品である。

明確に趣味が分かれる作品といえるかも知らない。しかし、時間を かけて聴いていくうちに段々と耳に馴染んでくる音なので、一聴し 止めてしまうのは非常に勿体無い作品である。

1.Yesterday
2.Last One to Beloved
3.Echo of Love
4.Gypsy '66
5.Flea Market
6.Walk on By
7.If I Fell
8.Gypsy Jam
9.I'm All Smiles

Gabor Szabo : guitar  Gary McFarland : marimba
Barry Galbraith : guitar  Sam Brown : guitar
Richard Davis : bass  Al Stinson : bass
Sadao Watanabe : flute  Grady Tate : drums
Willie Rodriguez : percussion  Francisco Pozo : percussion

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リンク1:ジプシー’66  リンク2:ジプシー’66
リンク3:ジプシー’66  リンク4;ジプシー’66

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posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2005年11月13日 | Comment(17) | TrackBack(1) | ジャズ-ギター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
pontyさん、おはようございます♪
TBありがとうございます〜。
なんだかマニアックな匂いがするぞ(笑)
このアルバムは知りませんでした。
いやぁ〜ん、よさそぉ〜☆な1枚ですね。
んーーーーーー。
物欲リストに追加!
Posted by Alice at 2005年11月24日 05:09
どうも、お久しぶりです。
TB戴きました。
ガボール・ザボって名前しか知らない人なんですが、’60年代のジャズって結構興味があります。
またお邪魔しま〜す。
Posted by Nob at 2005年11月24日 10:04
TB、ありがとうございます!
盲点をつかれたような、すっかり忘れていたアルバムです。pontyさんのコメントを読んでいるうちに、聴いてみたくなっちゃいました。昔、確かに聴いているのですが、音が浮かんできません。ですから初めて聴くような気分です。
編成的にはピアノレス的な、アンサンブルの自由度が高い雰囲気でしたっけ。あ〜あ、思い出せない。情けない。
Posted by オヤジライター加久時丸 at 2005年11月24日 10:25
TBありがとうございます。
とても興味深い内容なのでまたきます!
Posted by HAKK at 2005年11月24日 10:27
TBありがとうございます。
pontyさんの造詣の深さにに感心してます。
また、教えてください。
Posted by beniiromama at 2005年11月24日 15:58
>Aliceさん、こんばんは。
この作品は素晴らしいですよ。
インパルスで花開いた完成度の高いガボール・ザボを聴く事が出来ます。同じインパルスの作品でも「Spellbinder」よりもこちらの作品の方がおすすめです。CTIレーベルでのガボール・ザボについてはまた日を改めて書こうと思っています。
Posted by ponty (管理人) at 2005年11月25日 03:26
>Nobさん、こんばんは。
バップで一つの完成形を呈したモダンジャズの世界。飽和ともいえる状況から新たな音が生まれた時期それが1960年代ということも出来るのかも知りません。今までと全く違う音を求めて、ものすごいエネルギーが込められた音。どうぞ堪能してください。
Posted by ponty (管理人) at 2005年11月25日 03:29
>オヤジライター加久時丸さん、こんばんは。
この作品はどの曲を聴いても同じ曲のように感じます。それはコンセプトが一貫しているからだと思います。タイトルの通り荒野を果てしなく歩くジプシーを思わせる枯れた音は、一度聴いたら離れられなくなる妖しい魅力を持っています。
Posted by ponty (管理人) at 2005年11月25日 03:32
>HAKKさん、こんばんは。
どうぞまたお越しください。一日一枚をモットーに更新を心掛けています。基本的に「ジャズ→ブラジル音楽→その他のジャンル」というローテーションでレビューを書いているので参考になさってください。
Posted by ponty (管理人) at 2005年11月25日 03:34
>beniiromamaさん、こんばんは。
間違いの無い様調べながら書いているのですが、いろいろおもしろいエピソードがあったりしてとても楽しく作業させていただいてます。その楽しさを分かりやすく紹介していけたらと思っています。どうぞこれからもよろしくお願い致します。
Posted by ponty (管理人) at 2005年11月25日 03:36
TBありがとうございます。
「ザボ」という名前を久しぶりに耳にしました。
懐かしい思いで一杯です。
数年前、BLUE NOTE(福岡)でアールクルーを聴きましたが、往年の演奏と少しも変わらない名演を堪能しました。
やっぱりジャズギターは最高ですね。
Posted by ヒロシです at 2005年11月25日 07:44
TBありがとうございます。
フリージャズ全盛の60年代インパルスにこのようなアルバムがあったんですか・・
不勉強なもので、まだまだ知らないミュージシャンが沢山います。また拝見させていただきます(^o^)
Posted by mususu at 2005年11月25日 20:42
>ヒロシです さん、こんばんは。
ジャズ・ギターは非常に奥が深いですよね。エフェクターなど使わなくても表現の可能性は無限にあるのだということを語っているような気がします。
Posted by ponty (管理人) at 2005年11月26日 03:08
>mususuさん、こんばんは。
非常にユニークな作品なので是非お聴きになってみてください。ガボール・ザボの作品は最近復刻されてきているので今なら容易に手に入るかと思います。
Posted by ponty (管理人) at 2005年11月26日 03:10
トラック・バック有難う御座いました。
ジャズとブラジルは私も好きですが、ヨーロッパの方は良く分かりません。
お勧めの「バルカン音楽ガイド」気になってしまいました。
Posted by 有機栽培 at 2005年11月27日 21:53
コメント有難うございました。
サイトを参考に面白そうなものを探して見ます。
Posted by 有機栽培 at 2005年12月06日 22:01
>有機栽培さん、こんばんは。
良い音楽と出会えますようお祈りしておりますw
Posted by ponty (管理人) at 2005年12月06日 22:11
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Weblog: Yutalog 〜ここでおいらは放置プレイ about jazz
Tracked: 2005-11-25 02:18