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Barbara / The best of Barbara

  
World-Chanson : ★★★★★

Barbara/The best of Barbara
The best of Barbara


抑圧されていた葛藤に正面から向き合う瞬間。

マーキュリー・フォーエバー・コレクションとして2000年発売 のバルバラのベスト盤。同シリーズとしてジュリエット・グレコや イヴ・モンタンも存在し、優れた選曲とプレスで好評のシリーズ。

本作は、初のオリジナルアルバム「私自身のためのシャンソン」 (1964発表)に収められている「死にあこがれて」から1978年 オランピアのステージで発表された「眠れぬままに朝が来て」迄 のバルバラ初期の傑作を抜粋したベストアルバムとなっている。

バルバラというとシャンソンの中でも特別文学的で、内省的で、 ペシミスティックな印象が強い。ダリダ等の華やかなシャンソン がある一方で、暗く地味なシャンソンと言えるかもしらない。 しかし、それでいてこれ程強烈に情念に訴える音楽もないと思う。

楽曲としてみてみた時、バルバラの曲は非常に単純な作りであり その情念に訴えかける強烈なエネルギーが内包されているとは、 とても考えられない。では詞はどうだろうか。確かに素晴らしい。 その解釈の幅が様々で論争が繰り広げられるだけあって、深遠で 心の琴線に触れる詞が刻み込まれている。しかし、フランス語だ。

バルバラの曲はフランス語を解さない者達の心をも虜にしている。 この事実はどう捉えるべきだろうか。

バルバラの歌は楽曲でもなければ歌唱力でもない。ただひたむき なまでに情をむき出しにして歌うことにある。人前で恥ずかしげ もなく心を一糸も纏わぬ裸にするのである。人はそれを前にして 初めて抑圧されていた葛藤に気付き正面から向き合うことになる。 この過程で多くの者は涙を流し、バルバラの歌に聴き入るのだ。

この作品に収められている曲は全てバルバラの真髄に触れる事が 出来る名曲中の名曲ばかりである。録音状況も良好である。 1人でも多くの方に聴いてもらいたい作品の1つだと思っている。

1.L'Aigle Noir
 (黒いワシ)
2.Gottingen
 (パリとゲッティンゲン)
3.A mourir pour mourir
 (死にあこがれて)
4.pierre
 (ピエール)
5.Si La Photo Est Bonne
 (報道写真)
6.Mon Enfance
 (私の幼いころ)
7.Le Soleil Noir
 (黒い太陽)
8.Une Petite Cantate
 (小さなカンタータ)
9.Nantes
 (ナントに雨が降る)
10.Au Bois de Saint-Amand
 (サンタマンの森で)
11.Marienbad
 (マリエンバード)
12.La Dame Brune
 (ブルネットの婦人)
13.Le Mal De Vivre
 (孤独のスケッチ)
14.Les Insominies
 (眠れぬままに朝が来て)
15.Mes Hommes
 (私の恋人たち)
16.Ma Plus Belle Histoire D'Amour
 (我が麗しき恋物語)
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黒いワシ〜ベスト・オブ・バルバラ(日本盤)
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ヨーロッパ-シャンソン | Comment(14) | TrackBack(2) | 2005年11月17日  posted by 日向葵
この記事へのコメント
pontyさん、こんばんは
いつもいいアルバムを取り上げられていますね。
学生時代にFMで聴いたバラバラが忘れられません。
しばらくはテープに残してあったのですが…。すばらしくチャーミングでした。
このアルバムには残念ながら無かったです。もっと小品だったのかなぁ。私のブログにリンクお願いできますか。
Posted by papa4kid at 2005年11月18日 18:32
>papa4kidさん、こんばんは。
バルバラは現代にも十分通用する普遍性を持った音楽だと思います。ただ啓蒙が十分でないために多くの方が耳にする機会に恵まれていません。折角ブログを作ったので質の高い音に関しては積極的に取り上げて行きたいと思っています。

リンクとはどういうことでしょうか?
相互リンクですか?
Posted by ponty (管理人) at 2005年11月20日 05:55
快く了解頂きありがとうございます。
リンク集というかたちにしました。
これからも質の高い音楽をご紹介ください。
Posted by papa4kid at 2005年11月21日 11:02
ひとまず問題が解決されたようでなによりです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
Posted by ponty (管理人) at 2005年11月22日 22:30
映画ブログにTBありがとうございます。
あのブログは閉める手前でしたので、うれしい驚きでした。

私はブレルとグレコのベスト版(グレコのものは輸入版)
は持っているのですが、バルバラについては恥ずかしながら無知なのです。
こちらのアルバムの紹介文が魅力的でしたので、
機会があれば購入してバルバラを個人的に体験したいと思いました。
では・・・
Posted by べれ at 2005年11月27日 03:33
>べれさん、おはようございます。
バルバラはシャンソンの中では若干新しい部類で解釈も新鮮さを感じます。地味で文学的で内省的な面がありますが、それは同時に深みがあり心の奥底に染み入る魅力を有していることでもあります。新しい故に多くの作品がステレオ録音されているのも魅力です。このベスト盤はベスト盤にありがちな単なる寄せ集めの作品ではなく、しっかりと練られた配曲がなされており自信を持っておすすめできる内容です。バルバラ入門には最適な1枚といえると思います。
Posted by ponty (管理人) at 2005年11月27日 06:18
TBありがとうございます。
Posted by 壷中の天天 at 2005年11月28日 20:48
>壷中の天天さん、こんばんは。
ピアノどうぞ頑張ってください。
またどうぞおこしください。
Posted by ponty (管理人) at 2005年11月28日 21:33
PONTYさん今晩は、この人私が探し続けていた人かも知れません。10年程前オーディオ店で聴かされて、薄ら覚えでベルラという名前で憶えており、レコード店を回っても無くて最近もベルラで検索したのですが全く情報を得る事が出来なかったのですが、バルバラだったんですね。只私が聴いたのはジャケットがモノクロでかなりのお婆さんが写っている写真だったのですが、そういう写真のCDはご存知ですか。HMVで検索したらそれはありませんでしたので取りあえずこのCD聴いてみます。
Posted by みのむし at 2006年01月10日 18:31
●みのむしさん、こんばんは。
シャンソンの作品は現在ベスト盤を除いてなかなか入手困難なのが現実です。ですから、みのむしさんのおっしゃる作品が入手出来る物なのかはよく調べてみたいと分かりません。とりあえずこのサイトでは極力どこででも同じ価格で入手可能な作品の紹介を心がけています。このベスト盤は録音情況も良く、解説に出展アルバムの表記も書いてありますのでお探しの作品を探す手がかりになるかもしりません。
Posted by ponty (管理人) at 2006年01月16日 22:48
PONTYさん、インフルエンザですか、気をつけてください。
このCD買いました。私が聴いたのは声はもう枯れきった感じでしたが、このCDは声の感じが若いですが、ほぼ間違えないみたいです。未だ一度しか聴いてませんが、喉に掛かるビブラートがちょっと気になりました。フィリップスですので音質も良くジョルジュムスタキのオマケ付きでなかなか良かったです。ありがとうございました。
Posted by みのむし at 2006年01月17日 12:18
●みのむしさん、こんばんは。
自分が書いたレビューを通して聴いていただいた作品が気に入っていただけるという事は、著者としてこれに勝る喜びはありません。バルバラがお探しのアーティストでよかったですね。近いうちにバルバラのレビューをまた書く予定ですのでよろしかったら参考になさってください。
Posted by ponty (管理人) at 2006年01月20日 01:22
ありがとうございます。探していたものが見つかって本当に良かったと思います。PONTYさんのおかげです。感謝です。
これからもちょくちょく覗かせて頂きます。
私の方は好きなものを勝手に掲載してますが、たまに覗いてみてください。
Posted by みのむし at 2006年01月21日 17:52
●みのむしさん、こんにちは。
良かったですね。探していた音源がこのサイトで見つかるとは光栄です。芸術は人生を豊かにします。様々な音楽をお聴きになってみてくださいね。
Posted by ponty (管理人) at 2006年01月22日 13:42
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Barbaraのシャンソン
Excerpt: 先月見た映画の中に「ベジャール、バレエ、リュミエール」というのがある。これは、振付家のモーリス・ベジャールが、バルバラ、ブレル、バッハへのオマージュを込めてつくったバレエ
Weblog: Je pense, donc je suis.―JOLLYの徒然日記―
Tracked: 2005-11-27 09:41

相反すること
Excerpt: こんばんは。スローレインです。サガンという人は、エリュアールの詩が好きで、最初の小説の題名もかれの詩から取りました。もう相当昔読んだ小説ですので、内容は覚えていないのですが、”冷たい水の中の小さな太陽...
Weblog: スローレイン ナイト・トークス
Tracked: 2005-11-28 01:11