日向 葵 Aoi Hyuga のすべての投稿

ワールドミュージックの評論とDJをしています。ブラジルやハンガリーの音楽、昭和歌謡が特に好きです。音楽に興味を持つと、食から哲学まで文化のあらゆる側面に手を出します。本業は音楽と無関係で、倫理を学ぶのがライフワーク。ペットのうさことVW EOSを愛す婚活男子です。

Jo da Babylonia – Beauty & Stupid (2013/09/08)

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そこへ向かおうと家のドアを開けると、今にも泣きだしそうな陰鬱な天気だった。
間もなくすると、小雨は激しい大雨となった。お洒落を気取った人達が集まる街で、
着飾った人達が、不意の大雨に一張羅を台無しにする様は、どうにも気の毒だった。
道は川のようになり、人気の無くなった大通りをぽつねんと歩いて、店に入った。

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Salud!! Vol.22 – Carta de Aoi Hyuga

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日向葵 Aoi HyugaがSalud!! vol.22でまわした音楽を以下にご紹介致します。Salud!!主催のKonpex氏から選曲のお話を頂いた時、「何をかけても良い。」という事でした。「そんなことを言ったら、カラオケを流して歌っちゃうよ!」と申し上げたら、「それもありですよ。」と言われました。「自由だな。」と思いました。

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青江三奈 – 盛り場の女を唄う (1974)

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「盛り場の女たちを唄う」は、青江三奈が1974年にビクターよりリリースした作品。ブルースを中心に、タイトル通り、盛り場の場末感溢れる楽曲が、青江三奈のハスキーヴォイスによって歌われる。正に、酔客接待の日々に疲れた夜の女性が、酒焼けした声に己が情念をぶつけているようである。そこにしっとりと彩を添えるのは芥川隆行のナレーション(MC)。甘く切なく、そしてクサイ台詞を淡々と語るその調子は艶やかで、艶めかしい歌に盛り場の虚しさを唄う枯れた青江三奈の歌唱と好対照である。バックを務めるのはビクター・オーケストラ。

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Besh o droM – Ha Megfogom Az Ördögöt… (2005)

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「Ha Megfogom Az Ördögöt…(英語名:Once I Cath The Devil…)」は、Besh o droM(ベシュ・オ・ドロム)が2005年にリリースした、4作目となるアルバムである。ベシュ・オ・ドロムといえば、ハンガリーの民族音楽であるNepzene(ネプゼネ)を、ロックやファンク、スクラッチや打ち込みを使って現代的に表現するバンドだが、アルバム毎にその表現のアプローチもちょっとずつ違っている。今回のアルバムは全12曲中8曲が歌もので、メンバーのSzalóki Ági(サローキ・アーギ)とゲストのMiczura Mónika(ミツーラ・モニカ)による特徴的な2人の女性ヴォーカルをメインに持ってきた歌謡作品に仕上がっている。

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藤圭子 – 女のブルース (1970)

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「女のブルース」は、藤圭子がRCAビクターより1970年7月5日にリリースしたセカンドアルバム。20週に渡ってオリコンLPチャート連続1位を獲得したファーストアルバム「新宿の女 “演歌の星”藤圭子のすべて」から僅か4か月後にリリースされた本作「女のブルース」は、17週に渡ってチャート連続1位を保ち、入れ代わり立ち代わり2作で計42週連続1位という記録を打ち立てた。「新宿の女 “演歌の星”藤圭子のすべて」がカヴァー曲中心だったのに対し、本作「女のブルース」は全曲がオリジナル。作詞家:石坂まさを氏と、歌手:藤圭子の世界観が如何無く発揮されている。

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