デビュー30周年を迎えるとともに、結婚という
公私共に充実した時期に生み出されたラブ・バラード集。
基本はピアノとヴォーカルのデュオという構成で、
曲によってはミュートしたトランペットやブロドスキー弦楽四重奏団、
オーケストラが加わる。
エルヴィス・コステロの歌は、上手いと思う。
それぞれのプレイヤーも上手い。別に悪いところは無い。
しかし、主観的な問題だったら申し訳ない。
趣味が合わないだけなのか、全体として退屈さを隠せない。
曲を聴いて驚かされるアイデアや、発見がほとんどないのだ。
どの曲も同じようで区別がつかないほどだし、
展開もありきたりでつまらない。
1曲聴くのはいいが、それ以上聴くのは辛い。そんな感じがした。
芸術にはある種のハングリーさが必要で、
心身ともに緩みきった状態では快作は生まれないという
悪しき例となってしまうとしたら寂しいことである。
いろいろ挑戦するのもいいが、
エルヴィス・コステロはもっと他に得意なことがあると思うし、
エルヴィス・コステロのネームバリューだけでこういった作品を
市場に出回らせるのはあまり良くないとすら感じてしまった。
このレビューは単に主観的なものからくる不具合から生じた
違和感に基づくものかもしらない。いつもレビューを書くに当たり
客観性を失わないよう心がけているのに、
今回に限って主観が先行してしまったとしたら申し訳ない。
しかし、良くも悪くも正直な感想である事も確かである。
よろしかったらこの評価が正しいか否かはご自分で確かめていただきたい。
| 1.You Left Me In The Dark 2.Someone Took The Words Away 3.When Did I Stop Dreaming 4.You Turned To Me 5.Fallen |
6.When It Sings 7.Still 8.Let Me Tell You About Her 9.Can You Be True? 10.When Green Eyes Turn Blue 11.I'm In The Mood Again |
Steve Nieve : piano
Michael Formanek : bass Peter Erskine : drums
Lee Konitz : alt sax Brodsky Quartet ,etc

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