「ロック」カテゴリーアーカイブ

芸能山城組 – 恐山 銅之剣舞

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「恐山 銅之剣舞(どうのけんばい)」は、芸能山城組が1976年1月20日にビクター・レコード第一スタジオにて録音したファースト・アルバム。それぞれ組曲形式の「恐山」と「銅之剣舞」の二曲が収められている。「恐山」はロック形式のツインギタークインテットと芸能山城組がぶつかり合う攻防を、「銅之剣舞」は読経や義太夫を取り入れたコーラスからケチャへと至る芸能山城組のコーラスを満喫できる曲となっている。

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ガレージシャンソンショー – ガレージシャンソンショー (2003)

ガレージシャンソンショー「ガレージシャンソンショー」(2003年)

ガレージシャンソンショーは、山田晃士と佐藤芳明によるヴォーカル/ギター・アコーディオン・デュオのガレージシャンソンショーが、2003年にキング・レコードよりリリースしたファーストアルバム。ガレージシャンソンとは、シャンソンだがそのブルジョアジー的要素を排除し、内面をさらけ出す彼等独自の表現法のようだ。それをたった二人だけで表現するのがコンセプト。時に拡声器を使い、タブラマシンを入れてみたり、ピアノを取り入れたりもするが、トラは入れない。二人だけで、ガレージシャンソンを演奏するのだ。

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Napra – Jaj, A Vilag! (2007)

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ナプラ(Napra)が、ハンガリー民族音楽系レコード大手のハングベト(Hangveto)傘下フォーク・ヨーロッパ(FolkEurópa)レーベルから2007年にリリースしたファーストアルバム。超絶エレキギターソロ、サローキ・アーギ風のハンガリー女性ヴォーカル、ツィンバロンにヴァイオリン、それらの高速ユニゾン。伝統楽器で演奏するハンガリーの民族音楽に、エレキギターが殴り込みをかけ、男女ツインヴォーカルと相まって全員が激しいバトルを繰り広げる。鬱屈したものを一気に吐き出すような、ハイボルテージ必死のお祭り音楽。

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Screaming Headless Torsos – 1995 (1995)

Screaming Headless Torsos 1995 (1995)

スクリーミング・ヘッドレス・トーソス(Screaming Headless Torsos)が、Discovery,WEAから1995年にリリースしたファーストアルバム。ファンク・ロックに分類されるようだが、メタリックでノイジーなギター、ファンキーなカッティングやワウ、時折みせるウォーキングベースやジャズ・スタンダード曲、ラップやシャウトを用いたヴォーカル、ドラマーと専属パーカッショニストによるリズムのうねり、英米音楽が中心ではあるが、様々な音楽手法を取り入れているユニークな音。高度な演奏技術を、多様な手法で、創造性溢れた表現をしていると思う。「レロレロレロ~」という不気味なヴォーカルが耳に馴染み、気持ち良くなってしまったら、あなたも立派な変態です。

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ノボス・ナニワーノス – Novos Naniwanos (2008)

ノボス・ナニワーノス「ノボス・ナニワーノス」(2008)

ノボス・ナニワーノスがショウトクレコードより2008年にリリースしたファーストアルバム。
愛するが故に大阪の現状を憂い、大阪人を励まし、大阪の素晴らしさを啓蒙すべく活動する。
その音楽は底抜けに明るく楽しい。踊らずにはいられない強烈な誘引力を持っている。
ジルベルト・ジルの知己、カエターノ・ヴェローゾの息子モレーノ・ヴェローゾとの共演、
「Fashon Rio」のBGM、大手TV局「Globo」、「MTV Brasil」、「Reuter Brasil」でも
取り上げられる等、日本よりブラジルで有名な存在となっている。

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