João Nogueira – Sambabook (2011)

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ブラジルの大手石油会社「ペトロブラス」が企画した、サンビスタに捧げる「サンバブック」シリーズ。取り上げたアーティストの曲を、現代ブラジル音楽シーンを代表する演奏家を惜しみなく使って表現する贅沢な作品。今回取り上げるのは、2000年に惜しくも亡くなったサンバ歌手・作曲家のジョアン・ノゲイラ。ジョアン・ノゲイラというと、渋めのサンバのイメージがあるのですが、今回の企画でもなかなかに渋い編曲。当初、「Sambabook João Nogueira 1」と「Samba Book João Nogueira 2」という別個の2枚のCDとして発売されたのですが、現在では2in1も販売されています。

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Mariza – Transparente (2005)

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「トランスパレンテ」は、マリーザが2005年にEMIよりリリースしたサードアルバムで、ブラジルにて録音された。アルバムタイトルでもありヒット曲の「トランスパレンテ」は、モザンビークで生まれた彼女の、アフリカ人の祖父に捧げた曲。強烈なこぶし回しをするアマリア・ロドリゲスに比べて、メリスマティックでありながらもクリアな高音でサラっと歌うマリーザのスタイルは健在。プロデューサー及び編曲家として、ブラジル人のジャキス・モレレンバウムを招いており、クサいアレンジだと思っていても泣かされてしまう。

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Napra – Jaj, A Vilag! (2007)

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ナプラ(Napra)が、ハンガリー民族音楽系レコード大手のハングベト(Hangveto)傘下フォーク・ヨーロッパ(FolkEurópa)レーベルから2007年にリリースしたファーストアルバム。超絶エレキギターソロ、サローキ・アーギ風のハンガリー女性ヴォーカル、ツィンバロンにヴァイオリン、それらの高速ユニゾン。伝統楽器で演奏するハンガリーの民族音楽に、エレキギターが殴り込みをかけ、男女ツインヴォーカルと相まって全員が激しいバトルを繰り広げる。鬱屈したものを一気に吐き出すような、ハイボルテージ必死のお祭り音楽。

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Ella Fitzgerald – These Are The Blues (1964)

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本作は、ジャズ歌手であるエラ・フィッツジェラルドが残した、唯一の全曲ブルース作品集である。1963年10月28日と29日にニューヨークのA&Rスタジオで録音し、同年、MGMレコードよりリリースした。録音メンバーは、トランペット奏者のロイ・エルドリッジとオルガン奏者のワイルド・ビル・デイビスをフィーチャーし、エラ・フィッツジェラルドのヴォーカルを支えるのは、ギターのハーブ・エリス、ベースのレイ・ブラウン、ドラムスのガス・ジョンソンという編成。

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Salud!! Vol.22

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ワールドミュージックのイベントでゲストDJをする事になりました。「Salud!!(サルー)」は、とてもフランクでユニークなKonpex君が主催するイベントで、レギュラーDJ陣はみんな、若くてカッコよくてセンスある感じです。Radiochangoとかからワールドミュージックに入ったらしく、ヨーロッパはもちろん、Manu Chaoつながりで、Mundo Livre S/Aから、CascabulhoやMonjolo等のポスト・マンギ・ビート世代までがかかったり、はたまたその次の曲が演歌だったりと、エントロピー高めの面白いイベントです。

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