東欧のハンマーダルシマー「ツィンバロム」奏者として名高いトニ・ヨルダケが、
ルーマニアの国営企業エレクトレコードに残していた1964年から1980年の録音。
これを、ドイツのアスファルト・タンゴが再発見し、
ベルリンでリマスターした2007年の作品。
超絶技巧のツィンバロムが圧倒的な情感を持って縦横無尽に駆け巡る。
Szalóki Ági – A Vágy Muzsikál (2008)
サローキ・アーギ、ハングベトより2008年リリースの作品。
ビーンズ・レコードリリースの日本盤邦題は「想い焦がれて~カラーディ歌集」。
本作もハンガリーの民謡や古典を現代風に編曲して歌うスタイル。
テーマは、1930-40年代に女優及び歌手として活躍した
同郷のカタリン・カラーディ。ジャズコンボをバックにしっとりと、
それでいて時に明るいいつものサローキ・アーギが顔を出す。
Spok Frevo Orquestra – Passo de Anjo Ao Vivo (2007)
スポッキ・フレーヴォ・オルケストラ、
スタジオ録音盤「Passo de Anjo (2006)」に続き、
2007年にテアトロ・ジ・サンタ・イザベルで行われたライブ盤。
スタジオ録音とライブ録音を聴き比べてみると何より面白い。
生の躍動感と聴衆の熱気が伝わってくるライブ盤は、
フレーヴォの楽しさをストレートに伝えてくる。
Spok Frevo Orquestra – Passo de Anjo (2006)
本作は、スポッキ(サックス)率いるジャズ・ビッグ・バンド仕立ての
フレーヴォ・ダ・フア・バンド、スポッキ・フレーヴォ・オルケストラが、
質の高い音楽を数多く手掛けるビスコイト・フィーノ・レーベルから
2006年にリリースしたスタジオ録音盤。1906年に生まれたフレーヴォは、
生誕100周年にかけて、多くの録音が残されている。