本作は、スポッキ（サックス）率いるジャズ・ビッグ・バンド仕立ての
フレーヴォ・ダ・フア・バンド、スポッキ・フレーヴォ・オルケストラが、
質の高い音楽を数多く手掛けるビスコイト・フィーノ・レーベルから
2006年にリリースしたスタジオ録音盤。1906年に生まれたフレーヴォは、
生誕100周年にかけて、多くの録音が残されている。

演奏曲は、フレーヴォ・ダ・フアを代表する作曲家のメストリ・デュダや、
ブラジル音楽を代表する作曲家・演奏家の
シヴーカやエルメート・パスコアルの曲等。
また、共演者も豪華で、自作自演のルシアーノ・オリヴェイラや、
フレーヴォ・ヂ・ブロッコに留まらないハベッカ(バイオリン)奏者の
アントニオ・ノブレガが参加している。

軽快で誰しも踊らずにはいられなくなるフレーヴォに、
ジャズオーケストラの華やかさが加わった贅沢な音作り。
複雑なユニゾンやキメがビシビシ決まって、
それでいて難解な所は全く無く、とにかく陽気で楽しい。
ブラジル音楽ファンのみならず、ジャズファン、ブラスバンドファンにもおすすめの一枚。
翌年には豪華ゲストを多数交えてのライブ盤「Passo de Anjo Ao Vivo(2007)」を残している。

Spok Frevo Orquestra:01-11;
Luciano Oliveira:04; Marimbanda:05; Genaro:07; Adelson Viana:09;
Antonio Nóbrega; Zezinho Pitoco; Edmilson Capeluppi; Gabriel Almeida:10

• 2006
• Biscoito Fino
• BF 674