ガレージシャンソンショーは、山田晃士と佐藤芳明によるヴォーカル/ギター・アコーディオン・デュオのガレージシャンソンショーが、2003年にキング・レコードよりリリースしたファーストアルバム。ガレージシャンソンとは、シャンソンだがそのブルジョアジー的要素を排除し、内面をさらけ出す彼等独自の表現法のようだ。それをたった二人だけで表現するのがコンセプト。時に拡声器を使い、タブラマシンを入れてみたり、ピアノを取り入れたりもするが、トラは入れない。二人だけで、ガレージシャンソンを演奏するのだ。
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ガレージシャンソンショーは、2001年に山田晃士と佐藤芳明によって結成されたヴォーカル兼ギターとアコーディオンのデュオユニット。2006年7月29日の二夜連続公演を持って一時活動休止するも、その後活動再開。現在に至る。
ロック畑出身の山田晃士のエキセントリックでパッションあふれるボーカルが、佐藤芳明の巧みなアコーディオンと絡み合い、独特の退廃美あふれる世界観を作り上げる。シャンソンやミュゼットを中心に幅広いジャンルのエッセンスを巧みに取り入れているが、最終的にはどのジャンルにも無い全くオリジナルの音楽を表現している。
コンセプトの「ガレージシャンソン」に関しては、アーティストのホームページに定義が書いてある(以下の引用文を参照)。恐らく、ガレージは、ガレージロック等の用語に用いられる車庫の意味で、気取ったりせず内面や情をさらけ出すシャンソンという意味と思われる。
ガレージシャンソン(garage-chanson)
シャンソンの持っているブルジョアジー的要素を排除し
その毒性・変態性の部分を強く押しだし
例えダメ人間であろうとも
その思いの丈を包み隠さず赤裸々に
舞台上でさらけ出す有様。
山田晃士(やまだ こうし)
ガレージシャンソンショーのヴォーカル。1981年にバンド活動を開始。 ロックバンド「AROUGE(アルージュ)」で活躍する。1985年に同バンドを 脱退し、ソロ活動を開始。1994年にシングル「ひまわり」にてビクターよりデビュー。オリコン9位、有線大賞新人賞受賞。1995年念願だった渡仏を敢行し、Serge Gainsbourg(セルジュ・ゲンズブール)の再来等とも評されるArthur H(アルチュール・アッシュ)のバックアップの下、1997年パリでアルバム「モノローグシアター」をリリースする。 帰国後、「山田晃士 au Bourbier」を結成。2001年に「ガレージシャンソンショー」を結成。その他、「山田晃士&流浪の朝謡」やソロでも活動。
山田晃士ホームページ「孤独中毒」
佐藤芳明(さとう よしあき)
ガレージシャンソンショーのアコーディオン担当。1972年東京都出身。国立音楽大学在学中に独学でアコーディオンを始める。1995年から1996年までパリのC.I.M. Ecole de Jazzに留学し、アコーディオン奏者Daniel Milleに 師事する。帰国後はガレージシャンソンショーで活躍する傍ら、自身のユニット「Pot Heads」や「佐藤鈴木田中」も展開している。
佐藤芳明ホームページ「蛇腹活動報告」