ノボス・バイアーノスのベイビー・コンスエロ、
1998年リリースのソロ10作目はベイビー・ド・ブラジル名義のアコースティック・ライブ録音。
ギター・ジャズ・カルテットの形式で洒落た編成。
しかし、さすがベイビー・コンスエロ、シャレオツには収まりません。
エルネスト・ナザレから自作曲、果ては、ボブ・マーリーまで演奏してます。
しゃれた展開あり、ウキウキする展開あり、思わず踊りたくなる作品。

バックを務めるのは、ジョアン・ボスコのバックバンドで有名なアコースティックギターのネルソン・ファリア、
ジンボ・トリオやドン・サルヴァトール等のジャズ・サンバ勢から
ケニー・バロンや渡辺貞夫との共演もあるウッドベースのニコ・アサンプサォン、
Sagrado Coração da Terraのドラマーリンコルン・シェイビ。
超絶技巧の奏者達だが、ブラジル表現はとにかく明るく熱く楽しい。

ブラジルを代表する新旧大御所達の作品をベイビー・コンスエロが伸び伸びと歌う。
最後はもちろんノボス・バイアーノスのブラジル・パンデイロ。
外し曲が全くない。あっという間に通して聞いてしまう隠れた名盤。
ジャズ・ヴォーカル好きからサンバ好き、楽しい事が好きなら誰でも好きになる一枚。

Baby Consuelo (Voz);
Nelson Faria (Violão);
Nico Assumpção (Contra Baixo);
Lincoln Cheib (Bateria & Percussão)

• 1998
• GPA Music
• GPA 0008-2