「フレーヴォ」カテゴリーアーカイブ

フレーヴォは、19世紀末にブラジル北東部ペルナンブーコ州レシーフェのカーニバルでブラジルの軍隊が行進した時の音楽が起源で、音楽スタイルとして確立したのは1907年とされる。マルシャ(マーチ)だけに、気分を高揚させる明るく爽快で小気味良い音楽で、一度聴いたら踊らずにはいられなくなる。カーニバルともなれば、レシーフェや隣町のオリンダでは、カラフルな七色の小さな傘を巧みに扱うダンサーが、音楽に合わせて踊り倒す。フレーヴォ・ダ・フア(Frevo da Rua)、フレーヴォ・ヂ・ブロッコ(Frevo de Bloco)、フレーヴォ・ヂ・トリオ(Frevo de Trio)に分かれる。

ノボス・ナニワーノス – Novos Naniwanos (2008)

ノボス・ナニワーノス「ノボス・ナニワーノス」(2008)

ノボス・ナニワーノスがショウトクレコードより2008年にリリースしたファーストアルバム。
愛するが故に大阪の現状を憂い、大阪人を励まし、大阪の素晴らしさを啓蒙すべく活動する。
その音楽は底抜けに明るく楽しい。踊らずにはいられない強烈な誘引力を持っている。
ジルベルト・ジルの知己、カエターノ・ヴェローゾの息子モレーノ・ヴェローゾとの共演、
「Fashon Rio」のBGM、大手TV局「Globo」、「MTV Brasil」、「Reuter Brasil」でも
取り上げられる等、日本よりブラジルで有名な存在となっている。

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Spok Frevo Orquestra – Passo de Anjo Ao Vivo (2007)

Spok Frevo Orquestra 2007 Passo De Anjo Ao Vivo

スポッキ・フレーヴォ・オルケストラ、
スタジオ録音盤「Passo de Anjo (2006)」に続き、
2007年にテアトロ・ジ・サンタ・イザベルで行われたライブ盤。
スタジオ録音とライブ録音を聴き比べてみると何より面白い。
生の躍動感と聴衆の熱気が伝わってくるライブ盤は、
フレーヴォの楽しさをストレートに伝えてくる。

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Spok Frevo Orquestra – Passo de Anjo (2006)

Spok Frevo Orquestra 2006 Passo de Anjo

本作は、スポッキ(サックス)率いるジャズ・ビッグ・バンド仕立ての
フレーヴォ・ダ・フア・バンド、スポッキ・フレーヴォ・オルケストラが、
質の高い音楽を数多く手掛けるビスコイト・フィーノ・レーベルから
2006年にリリースしたスタジオ録音盤。1906年に生まれたフレーヴォは、
生誕100周年にかけて、多くの録音が残されている。

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